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 '13/11月の特集
■私達の命に限りがあるのは、なぜでしょう・・・
  秦の始皇帝は、初めて中国を統一しましたが、焚書坑儒など、横暴の限りも尽くしました。絶大な権力を欲しいままにした始皇帝でも、求めて叶わないモノがありました。永遠の生命を得るべく、不老長寿の薬です。自らを神格化しても、とうてい神でないことを自覚したに違いありません。全ての生命に、死は訪れます。なぜでしょう・・・。私達は今、生命を与えられ、生かされています。そして、やがて死を向かえます。では、何のために生きているのでしょうか・・・?

  私達の祖先、原始人達の寿命は三十年くらいだったろうと言われています。医学が発達し、どんどん寿命を延ばしてきました。半世紀前は、五十歳で老人として退職し、七十歳で老衰なんて言っていました。今は人によりけりですが、七十歳でも元気で若々しい人はいっぱいいます。そして、百歳の人も珍しくありません。労働環境の改善、医療や食事の面も大きいでしょう。人の寿命の限界は百二十歳位だろうと言われています。やはり、血管など臓器の機能が衰えてしまうからでしょう。仮に、私達が二百年も三百年も生きられるようになったらどうでしょう。それでも徐々に、身も心も老化していくでしょう。そして、地球上に人間が溢れてしまうので、出産制限をする必要に迫られるでしょう。地球上には、老人が大半を占めるようになるかも知れません。そんな状況下において、気象条件などの環境の激変や、新種のウイルスや疫病等が出現するかも知れません。心身共に老化した体がそれに対応出来ずに、人類が一挙に、死に絶えてしまう事になるかも知れません。又、老人ばかりの社会では、学問も文明も停滞してしまうばかりか、活力を失い、全てにおいて衰退してしまうでしょう。

  私達は太古の昔から、常に世代交代してきました。メンデルの法則では、(雑種一代目は)3対1の割合で、優性遺伝が受け継がれていきます。それによって、徐々に変化する環境に適応して、進化を遂げてきました。その間に、突然変異による、飛躍的な進歩もあったでしょう。そうすることによって、個々の命は死んでいきますが、種としてはより良い形で生き残って行きます。私達が現在あるのは、私達の祖先達が営々として生きた証(あかし)です。私達も、それを受け継ぎ刻み込んだ遺伝情報を、子孫達に伝えていく使命があります。ミクロ的には、私達の体の細胞は、常に細胞分裂を繰り返して入れ替わっています。その都度新しい細胞に遺伝情報を受け継ぎ、古い細胞は死んで行きます。それと、同じではないでしょうか・・・。ですから極端に言えば、私達は命をつなぐための役割りとして、存在しているのかも知れません。自分自身が長く生きしたいと思う反面、死によってその使命を全うする意味があるのでしょう。いささか矛盾を感じるかも知れませんが、それを厳粛に受け留めるべきではないでしょうか・・・。

  私達は偶然生を受けて生まれて来ました。しかも運良く人間としてです。「生まれいずる悩み・・・」という人もいますが、生まれて来れなかった命と比べたら、人生を経験出来ること自体、素晴らしい事です。私達はそれに感謝して、人生を有意義なものにする義務があると思います。そして、生きる喜びを実感してください。それにより、より良い優勢遺伝子を残すべく、人類の進化に貢献出来るかも知れません。そのためにも、命を大切にし、健康を保つことに心がけるべきではないでしょうか・・・。
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 '13/12月の特集
■肝硬変、肝臓はなぜ硬くなるのか?
  肝臓は人体における、化学工場のような所です。私達の小腸壁で吸収された栄養素の全ては、門脈といわれる血管を通じて肝臓に送り込まれます。そして、肝臓で処理されます。肝臓最優先の役割りは、解毒です。私達の祖先達は、火を使う前は何でも生で食べていました。野生植物の葉っぱには、アクがあります。葉は植物にとって、光合成をする大事なモノです。ですから、害虫に食われないために、毒(アク)を身に付けて自衛しています。アクは人にとっても、少なからず毒です。又、私達が飲んでいる酒や薬も、ある意味では毒です。肝臓本来の役割りは、体に必要なモノに作り変える所です。ホルモンや胆汁なども作ります。ですから、私達が生きていく上で、他の臓器同様に、なくてはならないモノです。食品の生レバーを見ればお解りのように、肝臓本来はしっかりしたモノですが、軟らかいものです。

  肝臓の役割りをする実質は、肝細胞です。細胞組織液に富む、軟らかい成分です。その肝臓の形をしっかり保つために、結合組織というモノがあります。細胞の実質に対して、間質・マトリックスと言われるものです。肝細胞がタイルだとすると、タイルの目地(めじ)もようなモノです。目地は、タイルがバラバラにならないように、くっ付けておく役割りをします。ですから、多くの肝細胞がバラバラにならないために、くっ付けている役割りをしています。つまり、その結合組織は肝臓の安全な形を保つために、弾力性と硬さを備えています。弾性繊維(だんせいせんい)と膠原繊維(こうげんせんい)で構成されています。ちなみに、膠原繊維の「膠」は、家具など木工細工の接着剤に使われる「にかわ」です。膠原繊維が侵される自己免疫疾患に、膠原病があります。自己免疫疾患とは自分の組織を異物とみなし、攻撃する病気です。当然の事ながら、弾性繊維と膠原繊維には、肝細胞の機能はありません。弾性繊維と膠原繊維は、繊維芽細胞(せんいがさいぼう)によって造られ供給されます。

  どんな臓器でもそうですが、肝細胞もオーバーワークでダメになり、損なわれてしまいます。肝炎ウイルスによっても、同様に肝細胞が損なわれてしまいます。そうすると、そこに隙間が出来てしまいます。結合組織は全体の形を保つ役割りですので、その隙間を埋めて形を整えようとします。その情報を受け活性化した繊維芽細胞が、繊維でそこを埋めていきます。次々に肝細胞がダメになった所に、硬い繊維で埋めていきますので、軟らかかった肝臓がだんだん硬いものに変化していきます。それが、いわゆる「肝硬変」です。そして肝臓が機能しなくなるということで、肝不全となってしまいます。内臓などの間質性繊維化は、以上のような理由で、体中いたる所で起こり得ます。腎臓や肺・血管・筋肉・内臓壁・・・などの、弊害としての組織繊維化です。こう見て参りますと、繊維組織はどうしようもない悪役みたいですが、そうとばかりではありません。

  結合組織である繊維は先に述べましたように、軟らかい細胞などの間を埋めて、私達の臓器のみならず、骨と共に体の形を保っています。若い女性の美容にも、一役かっています。弾性繊維と膠原繊維の名の通り、弾力性と接着性を備えていますので、素肌の弾力や張りを保つコラーゲンとして存在します。肌のコラーゲンは歳を重ねるごとに、減少していきます。肌に「たるみ」が出るのは、そのためです。有効な食物としては、おでんの等の「牛筋」があります。すじ肉は歯ごたえがあってコリコリしていますが、コラーゲンが豊富で美容に良いと言われるゆえんです。筋肉の両端や関節周辺などでは、腱として存在しています。一つには、関節を脱臼から防いでいます。ちなみに、腱は細くても伸び縮みしない丈夫なモノです。指の曲げ延ばしをしているのも、腱です。ですから、私達の体になくてはならない、重要なモノなのです。ただし、そこにあるべき細胞実質が、繊維化してしまうこと自体が問題なのです。肝細胞がオーバーワークになってしまう原因としては、過度の飲酒、食べ過ぎ、過労、ストレスなどです。
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 '14/1月の特集
■オジサンの証拠?加齢臭について考え
  初診時など、当初は口臭が気になる患者さんが、時々おられます。しかし、治療回数を重ねるうちに、その口臭が無くなる患者さんも、けっこうおられます。胃炎など、内臓の調子が悪かったのでしょう。カイロプラクティック療法における、自律神経のアプローチで、内臓の働きが改善された結果です。口臭は、虫歯や歯槽膿漏などの口内環境や、食物なども関係します。要は歯磨きをきちんとしていれば、不快なモノは防げると思います。不快なモノでなければ、生きてる証拠で、別に気にする事はありません。よくオジサンの証拠?加齢臭などといいます。しかし、治療で身近に接していると、お年寄りでも、上品で良い匂いがする人が時々います。オーデコロンなどでないことは、すぐに分かります。

  体臭は、不潔にしていなければ、毛穴から発せられるものです。体質的に、ワキガなどがキツイ人がたまにいますが、殆んどは内臓の具合が反映しています。毛穴から発せられるモノは、血液によって体内を巡って運ばれてきます。ですから、血液に、その臭いの成分が、含まれている事になります。例えば、ニンニクを食べますと、それが小腸壁の内皮細胞で吸収され、血管に入ります。その後肝臓を通過して全身に回る事になります。そして、毛穴の奥にある汗腺から汗となって、臭いの成分も共に出ることになります。ですから、ニンニクを食べたその日は口臭でも、次の日にニンニクの臭いがするのは、口臭でなく毛穴から出る体臭です。つまり、内臓の機能が反映しているのです。肝臓疾患を持っている患者さんは、一種独特のニオイがします。疲労が溜まって疲れている患者さんは、疲労臭(?)なるものがします。

  子供で、いやな臭いがする子なんて、まずいません。ちゃんと歯磨きをしている上に、内臓がまだ元気で健康だからです。反面、加齢臭は長年に渡って蓄積された、内臓疲労の結果ではないかと考えられます。カイロプラクティック療法における、自律神経のアプローチは前述のように、内臓の働きを活発にし健康にします。カイロプラクティック療法による、自律神経アンバランス回復の治療を受けてみませんか・・・?
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 '14/2月の特集
■高血圧と予防、カイロプラクティックに於ける対策
  私達の体の体液の全ては一定の塩分濃度になっています。細胞が正常に活動するための組織液がそうです。そして、細胞内に、栄養素や酸素などを供給する血液もそうです。その塩分濃度は生理食塩水といいます。その塩分濃度のバランスが崩れた時、私達の体のシステムは元の塩分濃度に戻そうとします。例えば、私達が塩辛い物を食べたとします。そうしますと、それが小腸で吸収され血管に入ります。当然、血液の塩分濃度は高まります。すると、水分を加えてその濃度を薄めようとします。その分、血管内の容積が増え内圧が高まります。つまり、血圧が上がります。その増えた血液量を送るために、血管の筋肉がオーバーワークになります。それを繰り返していますと、血管内壁の筋肉疲労が重なり、動脈硬化を招きます。肩こりで、筋肉が硬化するのと同じ事です。その結果、血管の筋肉の弾力性は失われるために、血管内の圧力は益々高まります。そして、その悪循環に陥ってしまいます。

  私達が一般に摂取している食塩は、海水を精製したものです。塩化ナトリウムです。一時期、公害でPCBなど、海水に有害物質が含まれたのを気にしたからでしょう。私達の祖先が海から発生し、海水から様々なミネラルを取り込んで命をつないできました。元々あった海水の成分は全て、私達の体に必要なものでしょう。例え有毒な物質でも微量では、私達の体の細胞活動に何らかの役に立っていると考えます。私達の生命は、海から発生した物だからです。ですから、その後に出現した化学物質などは、私達の体に適応出来ません。所で、海水に含まれる塩分は、塩化ナトリウムだけではありません。マグネシウム塩やカリウム塩、カルシウム塩などが含まれます。いわゆる天然塩と言われるものです。それを太古の昔から取り込んできたので、私達の細胞はそれに適応するように出来ています。例えばナトリウムイオン(Na+)は水の分子を多く引き付けます。前述のように血液のカサが増し、高血圧の原因になります。カリウムは、ナトリウムを体外に排出します。天然塩は体に良いと言われるゆえんです。

  カリウムを多く含む食品としては、野菜や果物があります。ですから、リンゴは高血圧の人には良い食品と言われます。Na+がないと私達の細胞は活動出来ず生きていけません。熱中症など、汗で大量に塩分が失われた時がそれです。そんな時は、細胞内の塩分濃度を保つために、リンゲル液を注射をします。私達の祖先達が野生で暮らしていた頃、ミネラルはとても貴重なモノでした。ですから、私達の体はそれをムダにしないように、、腎臓でコシ取って再利用しているのです。文明による食生活の塩分過剰摂取で、それがアダとなっているのです。体に必要なものや吸収の良いものは、私達は美味しいと感じ食べているのです。美味しいと感じるから、好んで食べ命をつないできたのです。食欲の無くなった人は、遠からず亡くなってしまいます。

  カイロプラクティック療法に於ける自律神経へのアプローチは、副交感神経を活性化し、血管を拡張します。降圧剤を常用している人が、施術後に血圧が下がり過ぎ、気持ち悪くなる人がいる程です。            
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 '14/3月の特集
■「うつ症状・ 自律神経失調症」へのアクセス
  弊院は、椎間板ヘルニア関連の患者さんが多いのですが、ホームページのアクセス解析を見ると、少し事情が違います。一番アクセスが多いのは、「うつ症状・自律神経失調」のページです。特にうつ症状の患者さんは、何年間も毎日毎日薬漬けです。四・五年という患者さんも珍しくないので、その総量たるや、ドラム缶一本分くらいにもなるのでしょうか・・・。肝臓や腎臓などにかかる負担は大変です。うつ病の患者さんは、その長期治療ゆえの不信感からお医者さんとうまくいかず、転院を繰り返しているようです。手前ミソになりますが以下は弊院で治った方が、「ビット・ストリート」というクチコミ・サイト、弊院の覧に書き込んでくださったコメント、一部抜粋です。よかったらご参考になさってください。

  30代前半男性: 1年前から抑うつ症状とそれに起因する不眠症に悩まされており、カイロが改善に良いと聞いたので、抑うつ症状に理解のある治療院を探して当院を見つけました。治療は週4回で集中的に頚椎と背骨へアプローチして頂き、通院2週間目から睡眠が深くなり始めました。自律神経は治療即効果とはいかないとのことですが、経過を見ながら徐々に治療の期間をあけ、1ヶ月ほどしてからは週1回の通院となったので時間的にも助かっています。医学的に自律神経と治療の内容を教えて頂き、また生活習慣についてもアドバイスを頂きながら2ヶ月程経った今、睡眠や体調に問題はなくなり、在宅勤務をしていたのが復職の運びになり大変感謝しております。
(2010/10/06 22:34)

   20代後半男性: 3ヶ月前に強いストレスから食欲がなくなり、眠りが浅くなり疲労感がずっと続くようになりました。病院にいっても特に異常がなく、とても困っていました。ネットで調べると自分の症状が「うつ」「自律神経失調症」に非常に近いこと、治すのには薬が一般的だが、整体も有効であることが分かりました。そんな時、こちらのサイトで口コミの評判を見て、家から近いし、とりあえず試してみようと思い伺いました。2ヶ月ほど通い治療していただきましたが、とても調子がよく、食欲も出て、病気になる前以上にゆったり眠れるようになり、疲労がちゃんと取れるようになったからか、朝もすぐに体が動くようになりました。本当によかったです。
(2010/10/11 14:31)

  30代前半男性: 文京区在住の30代です。7年前から躁鬱病に悩み、昨年末ついに退職せざるを得なくなりました。生まれてから経験したことのないようなひどい鬱に悩んでいる時、家族から駒込カイロプラクティックセンターを紹介されました。背骨の自律神経を中心にケアして戴いた回目あたりから徐々に成果が出始め、10回程通った現在は以前のように落ち込むことはなく、付き添いなしで外出が出来るまでになりました。
(2012/03/06 15:20)

  年月日は、「ビット・ストリート」クチコミ・サイトに、コメント掲載された年月日です。ご参照ください。
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 '14/4月の特集
■体のストレッチは、なぜ大切か?
  弊院には、急激なストレッチで筋肉や靭帯を傷めた人が、時々見えます。短期間での効果を急いだために、過重の負荷をかけてストレッチをしたためです。そして、ややもするとストレッチに対し、誤解している人が多いようです。例えば、前屈した時、両手が床にぺたんと付くのが良い筋肉だと思っている人がいるようです。実は、そうとばかりは言えないのです。  

  確かに関節の可動範囲が大きければ、スポーツをする上で有利でしょう。例えばテニスなど、関節の可動域が大きければ、ラケットがより遠くまで届き、それだけボールを多く拾えるでしょう。又、新体操やフィギュアスケートなど体の柔軟性自体が、必要とされるスポーツもあるでしょう。私達がスポーツをする前に、準備運動としてストレッチをします。それは、何のためにするのでしょう・・・。それは、これからするスポーツで、筋肉を傷めないためです。たとえば、テニスでボールを追っかけている時、足が滑って股裂き状態になったとします。急激に筋肉を引き延ばされた状態では、足の内側の筋肉を傷めてしまうかも知れません。肉離れも起こすかも知れません。又、相撲や柔道の格闘技などは、相手との絡みもあって、思わぬ体勢を強いられることになりかねません。普段の生活でも、とっさに足を踏み外したり、滑って転んだりと、いろいろ筋肉やスジを傷める原因はあるかも知れません。つまり、予測しない筋肉の引き延ばされ方が間々あります。筋肉や靭帯を鍛えてなければ、たちまちケガにつながってしまいます。久しぶりで走った運動会で、アキレス腱を切ってしまった、お父さんのハナシなんて、よく聞きます。

  例えば立った状態のままで開脚のストレッチをしたとします。両脚を徐々に開いていきます。当初は、脚の内側の筋肉が痛くて、とても開けません。しかし、数週間もやっているうちに、開かない迄も、それ程痛みは感じなくなってきます。それは、筋肉や靭帯がそれだけ強靭になったからです。つまり、傷め難い筋肉に生まれ変わったのです。ですから、常にストレッチしている事自体がが大事なのです。良質の筋肉や靭帯を作るためです。それが先に述べましたように、スポーツする際に、ケガの予防になるのです。ストレッチは決してムリをせず、イタ気持ちいい程度にすべきです。いつもストレッチすることによって、結果的に筋肉の伸びが良くなります。つまり、スポーツマンの体が柔らかいのは、準備運動として毎回ストレッチを積み重ねた結果なのです。関節の可動域も拡がってきますから、運動能力も相乗的に高まってきます。比較的女性に多いのですが、先天的に体の軟らかい人もいます。体の軟らかさを必要とする新体操やフィギュアスケートなどの選手は、そういう体質に一層柔軟性を加えた人達です。しかし、ここで考えてみましょう。元々体の軟らかい人でも、ストレッチをしなければ、決して良い筋肉・靭帯とは言えません。急激に引き延ばされた時、たちまち筋肉や靭帯を傷めてしまうからです。
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 '14/5月の特集
■下着は白で、健康チェック
  昔は、下着は白と決まっていましたが、最近はカラフルな下着が多くなりました。おしゃれ感覚かも知りませんが、男性のトランクスはやたら黒っぽい物が目立ちます。精悍さを狙ったものでしょうが、清潔感は全く感じません。私は仕事で白衣のズボンをはきます。色の濃い物や柄物の下着は透けてしまいます。それで、白っぽいトランクスを買っています。現在は、殆んど白に近い水色と白の、細かい格子柄を着用しています。シャレていて、気に入っています。白っぽいトランクスですと、汚れの黄ばみが気になるという人もいるかも知れません。しかし、酸素系漂白剤入りの洗剤を使えば、色柄はそのままで、白い部分はいつまでも白です。ただし、白っぽいトランクスは、殆んど売ってないので困ります。

  下着が元々白だったのは、健康上・衛生上の問題もあったのでしょう。ですから今でも、子供のパンツは絶対白に限ると思います。柄物でも白が含んだものが必要でしょう。そうしますと、母親が洗濯する時、健康の異変に気付くと思います。ちなみに血便は肛門に近いほど鮮血で、肛門から遠いほど黒くなります。肛門に近い鮮血でも、痔の場合は時々便にからむのに対し、直腸癌の場合は常に便にからんで出て来るといいます。胃潰瘍などは肛門から遠いので、タール状の便になります。他に、腸管出血性の大腸菌感染症などでも、血便になります。異変に気が付いたら、病院に連れて行きましょう。私が暮らした田舎では、汲み取りの和式トイレでした。物は便槽に落ちて沈んでしまうので、大便の様子など全く解りません。しかし、紙でお尻を拭く時、異変があればすぐ解りました。水洗の和式トイレは実物がまだそこに残っているので、流す前に、便の具合などをチェック出来ました。便は先に述べましたように、体調の重要な情報源です。訳は解らなくても、いつもと違うことだけは解ります。

  今の洋式トイレでは、腰かけたまま流したりしますし、ウォシュレットで洗い、温風でお尻を乾かしたりすれば、何の「証拠」も、残らなくなってしまうかも知れません。せめてパンツは、白に近い物になさってはいかがでしょうか・・・。
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 '14/6月の特集
■足の巻き 爪には下駄、草履、裸足・・・
  最近は、巻き爪で悩んでいる人が多いようです。足に合わない、靴を履いている弊害のようです。つま先が細く窮屈な靴は、外反母趾との関連もあって、いささか問題です。西洋人には、巻き爪の人はいないのでしょうか・・・。朝起きてから夕方まで履きっぱなしの毎日でしょう。イギリスでは今だに、オーダーの靴が多いと聞きます。というのは、正確な寸法を測り適正な靴を作って、その弊害に対処しているという事でしょうか・・・。私の中・高生時代、男子生徒は皆、下駄を履いていました。田舎だったせいもあったかも知れませんが、遊ぶ時もそうでした。もちろん、室内では裸足でした。それが上京してからは、状況が一変しました。殆んど靴を履く毎日で、近所履きはもっぱらサンダルでした。そしてある時、左足の親指が巻き爪になっているのに気が付きました。爪の先端がが指にくい込み、血が出ていたのです。

  思案の挙句、近所では下駄を履くことにしました。家の中では靴下を履かず、裸足で過ごしました。靴はワンサイズ大き目の物にし、中敷を入れました。そうしますと容積に余裕が出来、足の指が靴の中で少し動かせます。紐付きで締め具合は調節出来るので、靴が脱げることはありません。それからは、巻き爪がなくなりました。足の指を使って踏ん張るようになったからだと考えます。右足の親指が巻き爪になっていなかったのは、利き足なので、多少指先に力を込める機会はあったからでしょう。私達は一般的には、利き足の右足を前に出して体を屈め、物を拾ったりします。その際、右足の指先を立てる様にして、力を込めることになります。それに反して左足は、指先に力を込める機会が、少なかったものと考えます。ちなみに、「利き足は左足だ」、と言う人がいますが、左足は支え足であり、利き足は右足です。私達はサッカー・ボールなどを蹴る時、左足を軸にして体重を支え、器用な方の右足でボールを蹴ります。正確なコントロールを必要とする時程そうでしょう。器用な方の足、つまり利き足は右足であり、左足は支え足です。話を戻しますと、靴が多少大きめの場合、指先を立て靴底を押さえたくなります。つまり、指先に力が入ることになります。指先に力がはいると、当然指先は平べったくなります。従って、爪も平べったくなるように力が作用します。それが日常化していれば、巻き爪になることはありません。日本では昔から、草履・下駄でした。江戸時代など、日本では巻き爪の人はいなかったといいます。

  現代の私達としては、なかなかゴム草履や下駄で生活する訳にはいきません。女性はおしゃれなパンプスも履きたいでしょう。女性のパンプスは、足の甲の部分の面積が少ないために、特にハイ・ヒールは脱げ易く、当然キツめの靴にならざるを得ません。又、オフィスでスニーカー、という訳にはいかないでしょう。スニーカーは紐付きですので、前述の使用法を心がけて頂ければと思います。そして、次のことをケアをして頂ければ、巻き爪はクリア出来ると思います。誰にでも出来る、ちょっとした習慣です。先ず、自宅ではなるべく裸足で過ごします。そして、台所で立仕事をしている時など、両方の足の指、特に親指の腹に力を込めような動作を繰り返してください。外反母趾にも充分対応出来る、指先の運動です。親指の形がが平べったくなるように心がけ、根気よく床に押し付けます。下駄を履いて歩いている時のように、多少前方に力を入れた方が、爪は指にくい込みません。イスに腰掛けて、テレビを見ている時でも、その気さえあれば何時でも出来ると思います。爪の巻き込みがひどければ、病院で処置してもらってからの方がいいかも知れません。軽度のものや、再発予防には充分効果を発揮するでしょう。
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 '14/7月の特集
■原因不明の症状は、カイロプラクティックで
  原因不明と目される症状は、いっぱいあります。検査をしても何の異常なし。原因が解らなければ、手の打ちようがありません。「一過性の症状なら、まず心配は要らない。」と、言われます。しかし、「後で考えてみると、それが重大な病気の前兆だった」なんて事もあるし・・・キリがありませんネ。つまる所、安心のためには、時々健康診断はしていた方が良いということでしょうか・・・。しかし、健康診断をしても、何の異常も見つからないという人もいます。科学の飛躍的進歩で、解決される事は多いとます。しかし、人間の能力で完全には、永久にムリでしょう。人体は、人間が設計図を引いて作った、機械とは違うからです。代替医療であるカイロプラクティック療法は、「自然治癒力」を神から(?)授かったモノとして、それを素直に受け入れ、治療に活かしているのです。私達がケガをすると、いつの間にか治っています。それが自然治癒力です。野生動物もそれによって、治しています。体の歪みを取って神経の流れを整え、「自然治癒力」を引き出し、それを活性化して病気を治そうとするのです。

  前述の様に、検査しても原因不明とされる、症状や病気は多いかも知れません。治療に薬を使う場合は、的確に原因を突き止めなければ、的はずれなモノに終わってしまいかねません。逆に副作用だけ残るかも知れません。薬は、極端なことを言えば、「毒を持って毒を制す」やり方だからです。「毒にも薬にもならん」では、何の役にはたちません。原因不明とされる症状の多くに、自律神経のアンバランスが考えられます。運動もしてないのに、動悸ががある、同じく汗がどっと噴出す。何時も原因不明で、胃が痛い、頭が痛い。疲れやすく、元気が出ない。何時も周りが回転している様なメマイがある・・・等々。他にも、健康診断でも解らない症状はいっぱいあるかも知れません。カイロプラクティック療法は、ターゲットを個々の臓器に焦点を絞らなくても、自律神経全体にアプローチする事が出来ます。全身の歪みを取る事によって、一部の臓器のみならず、全体を改善していくのです。ですから、多少アバウトかも知れませんが、施術したカイロプラクター自身も予想もしていなかった効果を、もたらす事があるのです。例えば、顎関節を改善したつもりが、問診で出なかった、三叉神経痛改善に迄つながったりするのです。

  カイロプラクティック療法の適応症には、多すぎる程、いっぱい書いてあります。ですが、それらは誇大広告ではなく、いずれも適応範囲なのです。自律神経のアンバランスを薬で治すとなると、治療期間は長いです。それでも改善出来れば良い方ではないでしょうか・・・。カイロプラクティック療法での効果は、それに比べれば早いです。薬を使わないので副作用など、起こりません。カイロプラクティック療法は副交感神経を活性化します。結果、熟睡をもたらし、ストレスを改善し、内臓の働きを改善します。それによって、摂取された栄養素が充分吸収され、全身に活かされるのです。そして、体調も免疫力も改善されるのです。カイロプラクティック療法は、自然の摂理を活かした治療法だからです。

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 '14/8月の特集
■猛暑の熱中症予防対策
  人間暑いだけでは、そう死にません。灼熱のガラス工場や、炎天下の農作業はもっと過酷です。熱中症にかかり易いのは、得てして、睡眠不足や体力が弱った時です。ですから、大事なのは充分な、休養と栄養補給です。暑くて寝苦しい、食欲がないというのもあるでしょう。しかし、それらはちょっとした工夫次第ではないでしょうか・・・。以前、私が冷房の無い部屋で暮らしていた頃、「アイスノン」という保冷剤を使っていました。昔、上野の「白元」という会社の創業者が、寝苦しい日本の夏向けに発明した製品です。近年、会社そのものは倒産したらしいですが、アイスノン自体はまだ売っていると思います。アイスノンは冷蔵庫で凍らせ、タオルで包んで、枕にして寝るのです。そうすると、朝までぐっすり熟睡出来たのです。それまでは、タオルで首筋の汗を拭き拭き寝ていました。多少気温が下がる朝方に、かろうじて熟睡するという状態でした。ですから、アイスノンは画期的な商品として売れました。咽の具合が悪く、冷房が苦手な人は、アイスノンを使ってみてはいかがでしょうか・・・。注意すべき事は、スポーツタオルなど厚めに巻かないと、当初頭が冷え過ぎる事です。体の方は冷やさなくても、頭が冷えていれば充分熟睡出来ます。

  自慢じゃありませんが(?)、私の郷里、山形は70年間日本の最高気温を記録していました。それを十年近く前、岐阜と熊谷に更新されました。そんな山形の農村で昼食に食べられていた物があります。「冷や汁」、つまり冷たい「おみお付け」です。これを真夏の昼食時、冷や飯にかけて食べます。「冷汁」は、味噌をすったスリ鉢に生の材料を次々に入れて作ります。香味野菜が主で、キュウリの薄切りとネギやミョウガ・シソの葉などのミジン切りを、炒りゴマ・唐辛子と共に入れます。井戸水ですから、冷たいです。食欲が出ますので、お試しになってはいかがででしょうか・・・。先に書きましたように、睡眠不足や体調不良は、熱中症にかかりやすくなります。体の抵抗力がなくなってしまうからです。昼間暑くても、多少運動をした方が熟睡出来ると思います。自律神経のバランスを保つことも大事です。カイロプラクティック療法による背骨のアプローチは、自律神経のバランスを整えます。自律神経のバランスは薬では殆んど改善しないのは、お解かりの事と思います。副交感神経の活性化は、内臓の働きを改善し、摂取した栄養素が体に充分活かされます。ですから、カイロプラクティック療法を定期的に受けられている方は、夏でも、体に倦怠感が無いのです。
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 '14/9月の特集
■脚の痛み・痺れは、腰椎ヘルニアとは限りません
  弊院には、坐骨神経痛の患者さんが数多く見えます。比較的若い人の場合、その多くは椎間板ヘルニアです。それが年齢が高くなるにつれて、他の原因が絡み合ってきます。年齢が高くなくても、体の消耗が激しければ同じ事です。

  椎間板ヘルニアなどの坐骨神経痛は、腰部の脊髄神経が圧迫されて起きる「放散痛」です。坐骨神経に沿って痛みや痺れが放散し、皮膚節といって、放散した部位の皮膚に症状となって出現します。坐骨神経痛としては、ヘルニアの他に、腰椎すべり症、脊柱管狭窄症、変形性脊椎症などがあります。骨盤の仙腸関節解離や股関節の炎症でも、脚に痛みが放散します。脚の痛みは他に、整形外科領域以外の疾患として、帯状疱疹の後遺症、膠原病や糖尿病合併症のよる末梢神経障害、肝臓病による神経障害、静脈瘤・エコノミー症候群などによる血行障害、筋肉の繊維化などがあります。ストレスは、自律神経関連など、全ての症状悪化のマイナス要因になります。又、神経細胞そのものの病変による症状もあります。神経細胞そのものの病気としては、パーキンソンや筋ジストロフィーなどです。ですから、定期的な健康診断は大切です。そうすれば、ごく一部を除いて、予防出来るものが多いのは事実です。循環器系によるものは、食生活などその人の生き方、価値観に係わっていると思います。

  腰痛や椎間板ヘルニアに罹患しやすい仕事、職業というのはあると思います。過重な肉体労働がそうでしょう。しかし、主婦やデスクワークの人達もなります。日頃のちょっとしたケアで、その多くは防げる筈です。先ず、それぞれ原因となるものを考えてみましょう。肉体労働者の場合は、繰り返される椎間板に対するストレスと、関節の消耗及び筋肉疲労の蓄積等です。激しいスポーツや肉体労働の場合、関節の消耗は避けられない面もあります。しかし、筋肉や靱帯のストレッチをする事によって、関節にかかる負担を軽減する事は可能です。仕事の前後に、ちょっとした体のケアをすることによって、疲労回復は随分違うと思います。肉体労働者でない人達の場合は、腰をガードすべき筋力不足のためです。私達人類は立ち上がって、二足歩行になりました。両手を自由に使えるようになった反面、私達は腰痛の宿命を背負ったのです。私達の祖先達は、好むと好まざるとに係わらず、腰周りの筋肉を鍛える事によって、それを克服してきたのです。遠くまで食料を求め歩いて移動したり、獲物を追っかけたり、そして野獣から逃げたりしているうちに図らずも・・・です。所が現代はどうでしょう。便利な生活に、慣れきった代償は大きいです。生活の便利さは、人類の文明が追い求めてきた、人の人たるゆえんでしょう。

  デスクワークの人達は、関節の消耗は少ないので、筋肉を鍛え直すことによって、腰痛等は充分克服出来ます。もっとも、デスクワークといっても肥満体の人は、いつも重い荷物を(?)持ち運んでいる状態ですから、肉体労働と同じ事です。弊院に見える患者さんの中には、学生時代の部活などの影響と見られる症例も多いのです。十年以上前の事でした。将来は理科系の大学を目差しているという、有名私立校水泳部の男子中学生が、弊院に見えました。過度の練習で、手脚に麻痺が出ていました。その系列大学の医学部に受診し通院しても、症状の改善は全く見られず、弊院に見えたのです。当初、本人もその母親も、悲愴感を抱いていました。十回程の治療で、手脚の麻痺は取れました。その大学のお医者さん、「案外、軽かったんだネェ・・・」と、言ったそうです。それを聞いて、思わず笑ってしまいました。幸いにも治ったせいか、その中学生は卒業まで選手として部活を続けると、言っていました。あるいは、続けざるを得なかったのかも知れません。その母親に、今後再発した時の治療を頼まれましたが、将来真に目差しているものは何かという意味で、「水泳部を続ける限りは出来ない。」と、お断りしました。成長期の大きなケガは、後々まで影響を及ぼしします。誰が責任を持つのでしょうか・・・?子供に関しては、親しかいません。

  スポーツは何のためにするのでしょうか・・・?中には、プロになれる可能性に賭けて、やっている人もいるでしょう。しかし大半の人は、そんな素質と実力は持ち合わせていません。つまり、ストレス解消や、健康作りのためのスポーツではないでしょうか・・・。人はプロフェッショナルとして、それぞれの仕事で勝負しています。そのための、心身の健康作りではないでしょうか・・・。スポーツによって、関節の不具合のみならず、神経症状の後遺症まで残ってしまっては何にもなりません。ご自分の能力を充分発揮出来るための、体作りの筈です。それは、アスリートでも一緒だと思います。ですから、何を目差しているのか、そのためには何を為すべきかだと思います。時々立ち止まって、考えてみる事も大事ではないでしょうか・・・。いきなり筋トレを始めてヘルニアになった、中年サラリーマンの方が時折見えます。

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 '14/10月の特集
■本来のカイロプラクティックは、治療をしない?
  カイロプラクティック療法は、宣伝・広告などに、「診断」や「治療」とういう用語を使えない事になっています。日本では法的に、国家資格でないからです。もっとも、カイロプラクター自身も、「カイロプラクティックは治療しません・・・。」という人達がいます。それは100年余り前の、カイロプラクティック療法の創始者と言われるアメリカ人、ダニエル・パーマーという人の哲学に由来しています。

  ダニエル・パーマーは医師ではなく、それ以前は電気療法を行う治療師だったといいます。彼はある時、耳の聞こえない使用人男性の背骨の一箇所が、出っ張っている事に気が付いたそうです。そこで、その出っ張っている骨を押して正規の位置に戻したところ、その使用人の耳が聞こえるようになったという事です。それがカイロプラクティック療法の起源と言われていますが、真偽の程は解りません。その治療法は、背骨(主に頚椎)のみにアプローチし、レントゲンやモーション・パルペーション(可動性触診)によって歪みを確認・感知して、それをリスティング(リストアップ)します。そして、手技によって問題の歪みを矯正(アジャスト)していくというものです。つまり、カウンセリングによる症状に対応した背骨の歪みを見つけ、それを矯正していきます。すると、その部分の神経・インパルスの流れが改善されます。その結果、患者さん自身の自然治癒力が活性化され、問題の症状が改善されるという仕組みです。ですから、あくまでも背骨の歪みを取る作業に終始するのであり、治療ではないのです。つまり、治療はしないのです。治療は、自然治癒力がするのです。その考え方からすれば、症状に該当する背骨の歪みが見つけ出せなければ、施術者は為すすべがありません。「ダニエル・パーマー直系の正統派・・・」という意味で、「ストレート・カイロプラクティック」と、言われています。

  ダニエル・パーマーが活躍した100年前のアメリカというのは、瀉血(しゃけつ)等、いろいろな治療法が混在していたようです。ちなみに、「しゃけつ」というのは、「蛭(ひる)治療」のように悪い血(?)を抜くという治療法で、アラビア発祥の割と高価な治療法だったといいます。彼らは、散髪など床屋さんも併業していました。床屋さんの赤・青ストライブの電飾看板は、元々「しゃけつドクター」が掲げていた看板だったといいます。赤と青はそれぞれ、動脈と静脈の血管を表わしたものです。

  いかに独創的な創設者と言えども、人間であり完全無欠ではありません。哲学の本質は継承しながらも、それに不備を感じ、改良を加えようとする人達が当然出てきます。そうでなければ、物事の進歩発展はありません。いわゆる、飛行機はいつまでも、ライト兄弟が作ったまんまの飛行機ではあり得ません。改良に改良を加え、ジャンボ・ジェットや宇宙ロケットに進化したのと同じ事です。ですから現代のカイロプラクティック療法は手や腕、膝や脚の施術、頭蓋骨(とうがいこつ)へのアプローチまで行っています。そして、単に背骨の歪みを取るだけの施術でなく、筋肉や靱帯にもアプローチする等、「治療」としての手技を行なっているのです。つまり、施術者からドクターというポジションに立っているのです。原理原則主義的なストレート・カイロプラクティックに対し、治療を主眼に改良を加え発展させたものを、「ミクスチャー・カイロプラクティック」といいます。カイロプラクティック療法の本家アメリカでは、ミクスチャー・カイロプラクティックが主流になっています。日本でも大部分がそうですが、あくまでも原点のストレート・カイロプラクティックに拘り、それをを売り物にしている、カイロプラクターもいます。ホームページなどで見かけることがあると思います。

  ダニエル・パーマーがカイロプラクティック療法を創設してから既に100年余り、沢山のカイロプラクターが生まれました。それに応じて、沢山のテクニックが生まれました。手技なればこそです。重症の患者さん達に接しし、なんとか治そうとする研鑽の日々の中で、新しいテクニックが次々に生まれて来るのは当然の事です。皆さんが、今迄と別のカイロプラクティック治療院で受診された時、前と全く違う治療法に感じたことが、あるかも知れません。テクニックの多さもさる事ながら、カイロプラクターの体形・体質も千差万別です。テクニックは自分の状況に合わせ、使い易い様に変化させて使っているのです。その事は、肉体労働の面もある、カイロプラクター自身の健康を守るためでもあるのです。未熟な人がそれを行えば、自己流と言われますが、基本のマニュアルに習熟し、それを超越した上であれば、もはや自己流ではありません。さらに、人の体はそれぞれ微妙に個性的で、患者さんの症状の出方も一律ではありません。治療マニュアルは、人体を最大公約数的に捉えて作られたものです。ですから、マニュアルだけに頼っている内は、本当の治療は出来ないのです。極端な事を言えば、百人のカイロプラクターがいれば、百通りの治療法が存在するのです。

  現在のカイロプラクティック療法は、骨盤の矯正を治療のベースに据えています。骨盤の歪みが出発点となって、背骨の歪みにつながっている事が多いからです。ですから、骨盤矯正の出来ないカイロプラクターなど、いる筈はありません。カイロプラクティック療法の治療効果は早いです。ぎっくり腰を例に挙げれば、タクシーで来院した患者さんの殆んどは、ラクに歩いて帰るのが普通です。整形外科のお医者さんにとっては、そんな事はあってはならない事です。彼らにとっては、痛み止め・湿布薬と共に、一週間程安静にして治すべきモノなのです。1960年代のアメリカで、既に公認されていたカイロプラクティック療法を、必死で潰そうとする動きがありましたが、カイロプラクター達は裁判に勝訴したのです。今では、腰痛と言えばカイロプラクティックへ行くのが常識になっています。アメリカのカイロプラクター達はエライですが、それが通じるアメリカでもあるのです。日本に於いても、カイロプラクティック療法が一刻も早く法制化されて、各々の技量が標準化し、患者さんが安心して受診出来る事を望みます。

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 '14/11月の特集
■膝が曲がらなくて、正座出来ない方
  膝痛が治ったのに、正座出来ないという人がいます。半月板損傷やリウマチでもない限り、膝痛はカイロプラクティック療法で丁寧に治療していけば、きれいに治ります。治療回数は約10回、多くて15回位程です。たとえ10年・20年と痛かった膝痛もです。又、膝関節内に水がたまって、痛くて歩けない程の膝痛もです。

  カイロプラクティックの授業カリキュラムには、「四肢のテクニック」というのがあって、その中に膝痛の治療法があります。四肢というのは、体幹部から派生した、両腕・両脚四本の枝という意味です。ですから、カイロプラクティック専門院なら、難なく治療出来ます。その膝痛で長い間正座出来なかったために、膝が曲がらなくなっている人がいます。膝自体の痛みは、もう無くなっているのに、太もも前面の筋肉等が硬縮して伸びが悪くなっているためです。ムリに伸ばそうとしても、その「大腿四頭筋」が痛くて伸ばせません。しばらく関連の筋肉が、ストレッチされなかったためです。すっかり洋風化された現代の生活様式ですが、まだまだ正座する機会はあります。特に婚姻などで、農村など田舎に親戚が出来た人は、畳に正座する機会が多くなります。田舎では、法事などは坊さんをよんで、自宅でとり行う事が多いからです。照れ笑いでごまかしても、やはり恥をかく事は確かです。着物の女性は当然正座です。空手など武道を始めたい人も正座は付き物です。正座は、実は腰には良いのです。

  成長期の子供が正座出来なくなるのはよくある事ですが、それは治療ですぐ良くなります。しかし、前述のように長期に渡った場合は期間がかかります。治療し、一時的に短時間座れるようになっても、以前のように長時間はキツイでしょう。正座出来ないというのは、太もも前面の大腿四頭筋の伸びが悪くなっているのもありますが、足首の動きが硬くなっているからです。正座した場合、スネから足のつま先まで、真っ直ぐに伸びて床に密着しています。正座出来ない場合は足首が伸びきらないで、多少曲がったままなのです。ですから、非常時の場合は、足首から先を座布団のヘリから出して座ると良いでしょう。そうすれば、難なく正座出来ます。その事からお解かりのように、足首のストレッチが大事になってきます。ストレッチを繰り返し、足首が軟らかくなっていけば、太もも上面の痛みも少なくなってきます。それまでは、一日数回ずつ正座して、ストレッチを繰り返していきます。そうすれば、だんだん長時間正座出来るようになるでしょう。さらに治療を加えれば、回復は圧倒的に早いです。

  大方の膝痛は膝の不合理な使い方と、加齢等、脚の筋力低下で起こります。弊院の治療で治った方には、膝痛予防の簡単な運動を、ご指導しています。それを励行する事によって、再発しません。変形性膝内症でも、高齢の方でも大丈夫です。
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 '14/12月の特集
私達が動物たる由縁の筋肉
  私達の体を動かしているのは筋肉です。解剖学的には、単に「筋」と表現します。手や足を動かし、胃や腸・心臓や血管などの内臓筋も動かしています。手の指や腕、脚、背骨などの場合は、関節を挟んで複数の骨に接着・連絡しています。いわゆる、骨格筋と言われるものです。体幹部(体の胴体)に近い骨への接着部分を「起始」、遠位部分を「停止」と言います。正確には、筋肉の両端に腱組織があり、その腱が骨表面の骨膜にくっ付いています。骨の表面は「粗面」と言い、ざらざらしていて腱の接着性を良くしています。その接着は強固ですが、過重の力学的ストレスによって、時に肉離れを起こします。筋肉の伸縮は、筋膜の中を移動する事によって、スムーズになされます。筋肉・腱の過重な張力に対する安全性を保つために、筋紡錘・腱紡錘というセンサーが安全装置として、筋肉と腱のそれぞれに内在しています。骨格筋は、物を持ち上げたり歩行運動等の働きがあり、一定の姿勢を維持するための働きもあります。前者を筋の「等張性収縮」といい、後者を「等尺性収縮」といいます。

  骨格筋は他に、顔の表情をつかさどる表情筋なるモノがあります。集団的生活を営む私達人類にとって、言語獲得以前は重要な役割を担っていたでしょう。いつも怒ってばかりいる人は、そのための表情筋が益々発達し、余計怖い顔になってしまいます。第一印象は当たると良く言います。「40過ぎたら、自分の顔に責任を持て」と、かのリンカーンが言ったとか・・・。私達の内臓、胃や腸・血管なども筋肉で構成されています。骨格筋が「横紋筋」と言うのに対し、「平滑筋」と言います。それぞれ、「おうもんきん」「へいかつきん」と、読みます。平滑筋は心臓を除く、内臓の筋肉です。横紋筋とは筋を縦位置で見た時に、横方向に縞模様が見えるという意味です。「紋」とは、「指紋」・「波紋」・「風紋」などと言うように、図柄(模様)の事です。幕末から明治初期、医学書を翻訳した人達は漢文の素養があったので、やたら難解な造語になってしまったのです。ちなみに、「関節」も翻訳造語でしょうが、これが英語ですと単に”JOINT”で、日常ありふれた言葉なのです。「指のフシ」では、学問的に権威がないと思ったのでしょうか・・・?「骨粗鬆」や「鬱病」なんていう字は、カルテ記入の際、時々忘れます。

  骨格筋は、自分の意思で動かせるので「随意筋」と言われ、内臓などの平滑筋は自分の意思で動きを止めたり出来ないので、「不随意筋」と言われます。随意とは、思いのままで、という意味です。随意筋の指令は大脳の「運動野」が指令を出し、不随意筋は間脳や小脳が指令を出します。又、骨格筋は「運動神経」が支配し、内臓などの平滑筋は「自律神経」が支配しています。運動神経や知覚神経の中枢神経は脳の延長である、脊髄神経として背骨の中を通っています。自律神経には、交感神経と副交感神経があります。交感神経は背骨横を併走し、かつ脊髄と連絡し合っています。副交感神経は脊髄神経の中を通じています。ですから、カイロプラクティック療法のカテゴリーは内臓にも及ぶのです。カイロプラクティック療法に於ける内臓のケアは、副交感神経にアプローチします。ひたすら背骨にアプローチして、病気の症状改善を図ります。つまり背骨を介し、脊髄神経の流れを整えて病気を治すのが、カイロプラクティック療法だからです。

  筋肉はエネルギーもさる事ながら、カルシウムがないと働きません。カルシウムがスイッチとなって、筋繊維が収縮する仕組みになっています。原始生物の段階では、海水から摂取していましたが、陸に上がった現在では(背)骨から供給されます。ですから、骨はカルシウムやマグネシウム等の貯蔵庫でもあるのです。私達の骨は、
常に破骨細胞が骨を溶かし、一方では骨芽細胞(こつがさいぼう)が骨を形成しています。そして、絶えず骨組織は入れ替わっています。二年もすれば、骨組織全体が入れ替わるといいます。そして、骨を溶かして出来たカルシウムが、常に筋肉(や神経細胞など)に供給されます。筋肉は骨格に付随して、生存に重要な役割を果たします。私達は無意識にもせよ、生存競争に打ち勝ち、生き残らなければなりません。種として個として、次の世代に命をつなぐためです。運動神経や交感神経を使って戦い、先述の様に、副交感神経で内臓のケアをします。そして、肉体や心の安全を保っています。運動神経を活かすためには、鍛え上げられた筋肉が必要です。副交感神経を活かすためには、充分な休息と睡眠が必要です。

  筋肉が働くためには、ミネラルと共にエネルギーを必要とします。100メートル短距離走など、瞬発力を必要とする場合は、肝臓で作られ筋肉に蓄えられた「グリコーゲン」を使います。ですから、100メートル走の選手や重量挙げの選手達は、筋肉隆々なのです。その代わり、グリコーゲンをたちまち使い切ってしまうので、持久力はありません。反面、マラソン選手等は蓄えられた中性脂肪を、酸素で燃やしてエネルギー源にしています。いわゆる、有酸素運動です。持続力があります。ちなみに中性脂肪の元は、太陽の熱エネルギーを、植物が光合成で閉じ込めた糖質です。光合成の際に、酸素を吐き出します。私達の体はその逆方向の反応を行なっています。酸素を吸い込んで食事で摂りこんだ糖質を燃やし、太陽の熱エネルギーを再現し使っているのです。ですから、待ち伏せて瞬発力で獲物を捕まえる肉食獣達は、初速はあるのですが、それが持続しません。反面、鹿等の草食動物達は、肉食獣との距離感を保ち、最初だけ身をかわして逃げられれば、後は持続力があるので、充分逃げ切る事が出来るのです。それに類する筋肉のタイプ別として、速筋(白筋)と遅筋(赤筋)があります。白身魚のヒラメと赤身魚のマグロ等が、その一例です。

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 '15/1月の特集
■体の情報を解析し、伝達する神経細胞
  私達が生命活動するためには、情報をキャッチし、それに対処する必要があります。細胞レベルでは、各々細胞膜の内外でそれが行われます。体全体では、血管が物質を運び、神経が情報を運びます。神経細胞は、細胞体と繊維から成り立っています。情報などを解析する細胞体と、情報を伝達する導線の役目をする神経線維です。そのワンセットで、ニューロンと呼ばれます。各細胞体には核があり、それぞれにDNAが組み込まれています。そして、樹状突起という触肢を伸ばし、他の樹状突起からの触肢と接続し、回路を形成します。脳は神経細胞が濃密に集積した所です。大脳皮質には、細胞体が集まっていて、灰白質(かいはくしつ)といいます。脳から体の末端までは、一本の神経ではなく、いくつかのニューロンを乗り換えます。そのニューロン間には隙間が開いていて、「神経伝達物質」が情報をつないでいます。一方から科学物質が放出され、他方でそれを受け取る形になっています。ちなみに、神経伝達物質が遮断されるのが、フグ等の神経毒と言われるモノです。中枢から体の末端まで、幾つかのニューロンを乗り換えることのよって、ケガ等で神経を損傷した時、損傷をその一部分だけに留め、他のニューロンを温存させる意味合いがあるのでしょう。

  脳や脊髄は中枢神経と呼ばれ、そこから末梢神経が出ています。脳や脊髄は、硬膜下に満たされた脳脊髄液に浮かんでいます。脳や脊髄神経を養っている栄養素は、酸素とグルコース(ブドウ糖)だけです。共に、脳脊髄液から摂取されます。血液脳関門(けつえきのうかんもん)という器官があって、他の有害な(?)な物質が、脳実質内に入り込むのを極力遮断しています。血管が絡み合っているのは、脳の表面やその隙間だけです。脳は、握りこぶし二つを合わせた程の小さな臓器にも係わらず、体全体の25%の酸素を消費し、グルコースは体全体の20%を消費すると言われています。ですから、勉強をする時に、甘いおやつや新鮮な空気は、アタマに良い訳です。SF怪奇映画で、砂糖水を満たしたビーカーに人間の脳が入っていて、中のガラス管からボコボコと、酸素の気泡が出ている映像を見たことがあります。細胞分裂をしない脳は、それだけの設備で機能し続けられるのでしょう。一方、私達の140億個程の脳神経細胞は、毎日10万個ずつ死滅するといいます。飲酒によって、それが加速するといいます。アルコールは一酸化炭素等と共に、血液脳関門を通過出来る、数少ない有害物質です。脳脊髄液は、脳室内壁の脈絡叢(みゃくらくそう)という器官で、血液から生成されます。そして、神経管内部やクモ膜下腔を満たして流れて行き、最後はリンパ液に混ざって静脈に吸収されます。

  神経は外界からの刺激・情報を受けて、脳がそれを分析・解析し指令を出して、末梢の筋肉受容体に伝えます。外界からの情報は知覚神経が、関連のレセプターで感知します。神経の応答には、ONとOFFしかありません。例えば「舌」には沢山の味覚を感知する、「味蕾(みらい)」というセンサーがあって、苦味を感じるレセプターがONになれば、その情報が脊髄神経を経由して大脳の「知覚野」に送られ、「苦い」と判断します。その対策を解析して、「運動野」から運動神経に指令して末端の筋肉に伝達し、口から吐き出すなどします。しかし、緊急の危険を回避する際は、大脳経由では間に合いません。単純な指令に限り、脊髄に判断を任せます。それによって、迅速な危険回避が可能になります。それを、「脊髄反射」と言います。それというのも、前述のように脊髄は中枢神経で、脳の延長だから判断出来るのです。素足でガラスのカケラを踏みそうになって、素早く足を引っ込めたり、物が飛んで来て瞬間的にマブタを閉じます。又、脳死状態の人の足の裏をくすぐると、足を引っ込めます。つまりそれらは、大脳皮質の判断を要しない事なのです。

  中枢神経を損傷すると再生しませんが、末梢神経は再生します。脊髄損傷では、よく半身不随を伴います。脊髄損傷が上位にある程、その度合いは高くなります。椎間板ヘルニアなどで、腕や脚に麻痺(マヒ)が生じた場合、運動神経が充分機能しないため、その側の筋肉が細ってきます。脚などの抹消神経が損傷して動かさないでいると、関節が固まってしまいます、周囲の筋肉が硬縮するためです。損傷した末梢神経は、徐々に再生されます。再生した時に関節が固まっていては、脚が動かせません。しかし、リハビリで関節の動きを保っていれば、末梢神経が再生した時に脚が動かせます。頭部には、脳から出ている末梢神経があります。12対の脳神経です。中枢は大脳と脊髄の境、脳幹部にあります。視覚や嗅覚などをつかさどる、知覚神経と、眼球の動きなどを制御する運動神経、迷走神経等の自律神経系があります。迷走神経は脳神経の中で唯一体幹部の内臓に到達し、放浪するという意味合いから、迷走神経と言われます。脊髄由来の自律神経と共に、主に副交感神経の役割をしています。カイロプラクティックにおける内臓のケアは、自律神経の副交感神経へのアプローチになります。迷走神経は頚椎上部に、他の副交感神経は脊椎に、それぞれアプローチします。
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 '15/2月の特集
■仕事は、心にも生きる糧(かて)です
  私は弊院に見えた専業主婦の方に、職業を持つことをお勧めしています。体や心の健康を保つためです。専業主婦でもプロ意識を持って、専業主婦を選択している方は、それでもいいと思います。家計簿をつけ、事業主のようにマネジメントするのです。計画を立てムダを省くことによって、パートで働きに出るより、ずーっと貯金は残せるるかも知れません。要するに、貸借対照表です。そして、地域活動やボランティに参加するなど、充実した主婦業を営んでいらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。しかし、そうでない方も数多く見受けられます。つまり、主婦業はいくらでもラク出来る反面、懸命にやってもキリがありません。その割りに、家族から感謝されない(?)かも知れません。専業主婦の生活はややもすると単調で、メリハリがありません。マンネリ化した生活では、10年なんてあっという間に過ぎてしまいます。子育てに埋没して、気が付くと50歳・60歳になってしまった、という事になりかねません。専業主婦の自律神経失調やうつ病なども多いのです。

  専業主婦はどうしても孤立状態になりがちです。家族のために懸命にやっているつもりなのに・・・。子供は、小さいうちはお母さんにべったりですが、成長するにつれて友達関係など、自分の世界が出来てきます。特に男の子には、うるさがられます。子供は一人前になって巣立って行くモノですから当然で、しょうがないのです。旦那は旦那で、疲れきって帰って来て、会社の話などしたがりません。悪気はないのです。「飯、風呂。」で、すぐ一人で寝てしまいます。話し相手がいません。喜んで相手をしてくれるのは、ペットの犬だけというのは寂しいです。やはり、自分の生きがいを見つけ、自分の世界を構築すべきです。要するに、自立した生活です。生き生きとしたお母さんの生活態度を見せる事は、いい教育にもなると思います。そして、一緒にいる時間が短くても、逆にそれが密度の濃いものになるに違いありません。

  意思の強い人ばかりではありません。ともすれば、ラクな方にラクな方にと流されて行ってしまいます。なんとなく、一日が終わってしまいます。運動を殆んどしません。体を動かすといえば、掃除機がけやスーパーに自転車で買い物に行く程度でしょう。運動不足で腰痛になりかねません。出歩くのが、つい億劫になります。スナック菓子を食べながらのテレビ三昧と、ついついのうたた寝です。その結果太りぎみで、余計出不精になってしまいます。人間は弱いものです。規則正しい生活は、ある程度強制されないと出来ません。それには、職業を持って、外に出て働くことが一番です。スーパーのレジ打ちなどより、一生打ち込める仕事がいいに決まっています。資格があれば、なおの事、良いでしょう。学校を出て正社員で就職したら、結婚後もそのまま働いたらいいと思います。又、そういう会社に就職すべきです。子育て後改めて就職し直す場合でも、結婚前の技能を活かす等されたら如何でしょうか・・・?昼間、暇を見て、職業訓練校に行っても良いと思います。私は、「体調不良は治して上げますから、弊院の治療をきっかけに羽ばたいてください。」と、センエツながら申し上げています。

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 '15/3月の特集
■カイロプラクティックの頭蓋骨矯正について
  カイロプラクティック療法には、「頭蓋骨(とうがいこつ)矯正」というテクニックがあります。頭蓋骨は一つの骨の塊でなく、外部も内部も含めて多くの骨のユニットで構成されています。一体構造出ないことは、そこに意味がある訳です。頭蓋骨外側板状の骨は、互いにノコギリの刃の様な形状で組み合わさっています。私達が生まれてきた時、狭い産道を通り抜けるために、頭蓋骨は軟骨部分が多く、しかも頭蓋骨を畳んで生まれて来ました。なるべくスムーズに出産するためです。誕生後、幼児から成長するにつれて、軟骨部分が硬い骨に変わってきて、丈夫な頭蓋骨へと変化していきます。しかし、骨同士が完全にくっ付く事はありません。ノコギリ状に組み合わさって、多少のガタツキというか、僅かな隙間があります。その事によって、頭部に外部から強い衝撃を受けた際、頭蓋骨が微妙に変形する事によって、その応力を吸収するものと考えます。そして、頭蓋骨自体や大切な、大脳などの内部組織を保護しているものと考えます。頭蓋骨内部の各分割構造や間隙も、その衝撃吸収と共に、血液などの物質や神経など情報の出し入れをしているのです。

  それらは、進化の過程で私達の体が身に付け獲得したものです。反面、往々にして、ズレも生じます。便利な面とその欠点は、時として裏腹です。多くの関節で形成される背骨は機能的な反面、歪み易いのと同じ事です。私達は機能的な便利さを活かし、欠点を是正すれば良い訳です。後はそのための確かなテクニックが存在するどうかの問題です。そのテクニックがあれば、それを医療として活かすべきではないでしょうか・・・。カイロプラクティック療法では、先に述べました様に頭蓋骨の矯正を行っています。それは他の関節の矯正と比べて大きな可動域ではなく、症状を改善するに足る程度のものかも知れません。それを極度に超える施術力であれば、過ぎたるは及ばざるが如しでしょう。カイロプラクティック療法はその即効性絡みで、荒療治が多いです。言わば、切れる刃物をコントロールし、活かして使うような技術です。私達の祖先が危険な火を制御して使うようになったようにです。保険財政の赤字から、厚労省がカイロプラクティック療法を法制化することはないでしょう。ですから玉石混交状態です。付加価値を付けるためにカイロプラクティックを導入している所でなく、カイロプラクティック療法専門院なら、技術は確かでしょう。

  弊院では頭蓋骨矯正で、顎関節痛や三叉神経痛等の治療も行っています。そして、慢性の眼精疲労や、やはり慢性の本態性メマイなども、その適応範ちゅうです。本態性とは、「原因不明の・・・」という意味です。特に三叉神経痛は、昔は「自殺病」と言われたほど苦しい病でした。これらの症状は、医師の神経ブロック注射でも一時しのぎに過ぎず、長期的に中々改善しません。中には、歯列矯正をした後に、顎関節痛なったという患者さんもいました。頭蓋骨矯正による治療は、患者さんが驚く程、短期間で効果的です。それらは、先に述べました様に、術者の知識・力量による事は確かです。ちなみに、顔面神経痛は帯状疱疹後遺症との関連もありますので、ご注意が肝要です。

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 '15/4月の特集
■火の恩恵は人の健康上、重要なファクターです
  遠い昔、私達の祖先達は火をコントロールして使う事を覚えました。野生動物達は、危険な火を恐れます。私達の祖先達も、元々そうだったでしょう。そして、山火事や飛び散る熔岩を見て、恐れおののいていたに違いありません。そんなある日、一面の焼け野原で食料に窮するなどし、焼けた木の実や無残な獣の肉を、口にしたかも知れません。あるいは、いい匂いに誘われたのかも知れません。こんがりと焼けた肉は、とても美味しかったのでしょうか・・・。そういった行為の引き金となるのは、大抵子供達の行動でしょう。宮崎県の孤島で、芋を海水に漬け、洗って食べるようになった猿達のようにです。往々にして、事は好奇心に駆られた子供の冒険心から始まります。大人達は失敗を重ねて用心深くなりがちです。その点子供には、先入観や固定観念がありませんので、考え方に柔軟性があります。それが合理的なモノであれば、群全体に浸透するのに時間はかからないでしょう。又、大豆類など生のままではとても食べられません。、節分の時に播く、炒り豆に生の大豆が混じっていると、とても食べられたものではありません。思わず、吐き出してしまいます。やがて、当初の焼く・燻すから、土器を使った煮炊きにも拡がっていったでしょう。

  それによって、アク抜きも容易に出来るようになったでしょう。ドングリや栃の実など、生のままでは毒を持つ木の実が多くあります。蕨なども、あく抜きしないと、苦くてとても食べられません。しかし、加熱してアク抜きすれば食べられるものも多く、それだけ、食料の範囲が広がって、多くの命を養う事が出来ます。稲作以前は、貴重な食料源だったでしょう。昔、農薬の無かった頃の野菜は野草に近く、害虫に強い反面アクが強く、ほうれん草の茹で汁などは、真茶色になっていました。ですから必然的に、温野菜として食べていたのです。ところが、戦後日本に米軍が駐留してから、日本人もアメリカ人の真似をして生野菜のサラダを食べるようになりました。今日の野菜はアクが少ないので虫が付きやすく、多量の消毒薬が必要です。野鳥等に頼らず、消毒薬で虫を駆除するのは、自然のサイクルではありません。微生物がいなくなった土壌は、健全な土壌ではありません。私達の食べている野菜は、自然の恵みとは程遠く、工業製品のようなものです。栽培ハウスは、言わば食品工場です。栄養成分の殆んどは、太陽エネルギーの以外は化学肥料から吸い上げたモノです。間接的に、薬を摂取しているのと、どう違うのでしょうか・・・?一応料理の形態として食べてはいるものの、サプリメントを服用しているのと一緒じゃないでしょうか・・・?

  人が調理に火を使うようになった最大のメリットは、寄生虫対策ではないでしょうか・・・。昔の日本農業は、肥料として便所の糞尿を使用していました。ですから、寄生虫防除の関係からも生の野菜サラダなど食べなかったのです。しかし、キュウリやトマト、薬味としてのネギなど、どうしても生で食べるものもありました。ですから誰の体内にも、回虫など寄生虫がが棲み付いていたのです。人との付き合いが長い回虫はあまり悪さをしなくなって、人とうまく共存していました。宿主を殺してしまっては、彼らも生きていけませんから、彼らなりの生きる知恵だったでしょう。人との付き合いが少ないモノは、悪さをします。世の中には、恐ろしい寄生虫か沢山存在するのです。野生生物には寄生虫が棲んでいます。というより、寄生虫だらけと言ってもいいでしょう。かつて田舎で飼っていた家猫が吐いた毛玉には、小さな寄生虫が混じっていました。ネズミなど野生生物を食べていたからです。川魚にも寄生虫が多く、昔は川魚を刺身で食べる事などしませんでした。焼き魚を食べている時、細い糸状の、それらしきモノが箸先に絡む時があります。考えてみますと、寿司や刺身はとても危険な食べ物です。日本人の長い食生活の中で、うまく管理・調理されてきたのです。私達が食べているマグロの刺身などは、超低温冷凍処理されたものです。ちなみに、海外の日本人経営和食レストランは、食材の多くを日本から空輸されているので高価です。

  火を使う事になったもう一つのメリットは、体の保温でしょう。住まいの環境整備は、健康に寄与し長寿につながります。ですからゾロアスター教を始めとして、火は信仰の対象に迄なったのでしょう。野生動物の多くは、餌不足と共に、寒い冬を越すのに命がけです。体力の無いものは、全て淘汰されてしまいます。私達の祖先たち家族は、洞穴の中などで暖を取りながら、安らかに寝ていたに違いありません。当初は火を自然から採取し、その種火を絶やさないように維持するのは大変だったでしょう。そして、火災事故に見舞われながらも、大切な種火を維持したに違いありません。やがて天才的な人によって、火を自由に作れるようになるまで、気の遠くなるような長い歳月を要したに違いありません。私達は祖先達に大いに感謝すべきです。火の恩恵がなければ、私達の豊かな文明も生まれなかった訳ですから・・・。

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 '15/5月の特集
■無気力人生に決別
 無気力は、顔に出ます。顔は正直です。無気力な顔は誰も見たくありませんので、対人関係に影響が出ます。特に営業職や接客業には影響が出るでしょう。人はどうして、無気力になるのでしょうか・・・?性格面もあるかも知れませんが、体調が大きく関係しているんじゃないでしょうか。健康面、とりわけ自律神経関連です。無気力人生に決別!と言っても根性論だけでは無理がありますし長続きません。人はそんなに強くありません。人は皆、出来ればラクをしたいのです。そのお陰で、いろいろ生活に便利なモノが発明されました。二ヶ月前の特集で、専業主婦でいるよりは、仕事を持った方が良いと書きました。多少強制される事により、規則正しい生活が送れる様になり、それが心身の健康に寄与するというものでした。  

  物事に挫折する人が多い中で、立派に事を成し遂げる人がいます。それは何故でしょうか、何処が違うのでしょうか・・・?又、せっかく頭がいいのに、それを活かせない人がいます。その一方で受験や仕事など、上手く乗り切ってしまう人など、確かにいます。そういう人は寝る間も惜しんで、頑張っているのでしょうか。人はそんなに頑張り続けられるものでしょうか・・・。ややもすると、やらなきゃイケないと思いつつも、無為に過ごしてしまいます。成功する人の中には、いわゆる「野球バカ」「相撲バカ」のような人がいることは確かです。そういう人達は、自分の好きな事に没頭出来るからだけでしょうか・・・。よく、「好きこそ物の上手なれ。」と言います。しかし、いくら好きな事といっても、それを仕事にしてしまうと、趣味でやっているのとは訳が違います。仕事となると、それで対価を得る以上、責任が伴います。そればかりか、仕事がいつも、順調にいくとばかり限りません。いくら楽しかった仕事でも、やがてストレスを伴って来るでしょう。

  今回は違った観点から、その辺の所を考えてみましょう。それは先に述べました様に、体調面からの改善です。私達の、子供の頃を思い起こしてみましょう。両親の庇護の下、何の不安も無く伸び伸び暮らしていたでしょう。昼間思いっきり遊び、ご飯をお腹いっぱい食べ、夜はぐっすり寝入っていました。そして、元気いっぱいだったに違いありません。そんな時、元気が有り余って、何かやりたくて、うずうずした記憶はありませんか?そういう事によって、子供は物事を貪欲に学習し吸収し、成長していくのでしょう。そんな時の頃、もう忘れていませんか・・・?

  ここで私が提案したいのは、もう一辺、その頃の体調に戻りたくありませんか・・・という事なのです。そうすれば万事プラス思考で、しかも無理なく、物事に邁進出来るのではないでしょうか・・・。自律神経のバランスを保ち、交感神経と副交感神経が両方共、充分活性化し働けば、それが達成されるに違いありません。それには先ず、充分な睡眠が取れ、体に溜まった疲れを取り除く事が大事です。つまり、内臓の健康を取り戻すのです。その事によって、食事で摂取した栄養素が体に充分活かされます。そして、体力・気力が充実してきます。自ずから、物事を成し遂げたいという欲求にかられるに違いありません。それによる達成感・満足感は、心身の健康も保ち、更に安らかな眠りが得られる、好循環へと導かれるでしょう。心と体は、一体不可分だからです。カイロプラクティック療法をもってすれば、それが難なく可能になるんです。 はじける笑顔、差し上げましょう。
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 '15/6月の特集
■治療回数券の賛否両論
  弊院では、治療回数券を発行しています。例え自由診療と言えども、医療で回数券は邪道だという意見があります。五回券・六回券ならいざ知らず、十回券ともなると、そういう感は否めません。十回券の場合、患者さんに定期的に来ていただいて、リピーターになって欲しいという意味合いがあると思います。リラクゼーション院の場合は、血行不良の肩こりなど、いつまでも治療を受け続ける訳ですから、どうせならウチ来てくださいという事になるかと思います。そして何よりも治療院経営の安定が図れると思います。それに対して、(病気の)治療専門院の場合は治癒するまでのリピーターの筈です。よく患者さんから「回数券をしつこく勧められた・・・」等と聞きます。ということは、十回券の場合は、何でも十回通わないと治らないという意味なのでしょうか?それでなければ、治った後も定期的メンテナンスに通って欲しいという事でしょうか・・・。しかし、背骨の関節を頻回にわたってボキボキやり続けたら、関節が緩み不安定になってしまいます。専門的には、可動性亢進(こうしん)と言います。荒療治ゆえに、効果的回数でまとめるべきです。ただでさえインターネット上に、「カイロは無資格で危険なだけで、効果が全く無い・・・」という書き込みを許しています。小生はさておき、熟達者たちの素晴らしい治療成果が台無しです。  

  保険治療の場合は、自己負担分が少ないので、患者さんが病気が治るまで通院するのは容易いでしょう。しかし、自由診療の場合は、患者さんが病気が完治するまで通院出来るとは限りません。私達は患者さんの通院可能な範囲内で、出来る限りの効果を上げる事を余儀なくされます。急性のぎっくり腰の多くは一回こっきりの治療です。タクシーで来院されたぎっくり腰の患者さんの多くは、ラクに歩いて帰られます。それ故、それ一回きりの患者さんも多いのです。本当は骨盤の歪みを取って再発防止をなさった方が良いのですが、患者さんの予算の関係もあるでしょうから、ムリに治療継続をお勧めしていません。それでも、弊院ホームページの「特集」記事を読んでいただければ、ある程度は再発を防げるかも知れません。リラクゼーション院と治療専門院では、先に述べました様に、「治療」の意味合いが全く違います。リラクゼーション院の場合はマッサージなど、殆んど同じ施術を定期的に繰り返すわけですから、料金割引によって受診回数を増やせるお得感があると思います。

  一方、病気の治療専門院に於いては、症状回復の進展度合いにより、施術も変化していきます。患者さんが一回こっきりの来院の場合と複数回の来院の場合とでは、施術内容が大分違ってきます。特に複数個所に患部がある場合がそうです。一回こっきりの来院を想定した場合、治療時間に限りがあるので、個々の施術が細切れ状態に分散してしまいます。つまり、どの施術も不十分なものにならざるを得ません。それが回数券によって複数回確保出来た場合は、治療の優先順位を決める事によって、一つの施術時間に余裕が出来て、より集中的な治療が可能です。つまり、当初は治療の土台となるべき骨盤の矯正を主眼に、全身の歪みを取ることに重点が置けます。そして順次、患部の治療に重点が移っていきます。と言うのも、カイロプラクティック療法本来の哲学は背骨の歪みを取る事に尽きるのですが、弊院では個々の患部の治療もしているからです。そして、混在する比較的軽症部位については、その対処方法をお教えし、ご自身で治して頂いています。弊院の回数券は、四回分の料金で五回の受診ご利用が頂けます。つまり回数券を買ってくださった患者さんは、最低五回は来院頂けるという事で、その分の治療計画が立てらるという事なのです。

  弊院の初診終了時には、原則として初診料と治療費一回分を、お支払い頂いています。そして二回目終了時には、初回の治療結果を踏まえて、大よその治療回数を提示し、もし宜しければ回数券をお買い求め頂いています。最小回数の五回券にし、重症をなるべく安い費用で治して頂きたい、という思いもあります。弊院に見える患者さんの多くは、なるべく早く治して働かなければならない方達だからです。中には、初診直後に治療効果を実感し、回数券を求められる患者さんもおられます。しかし、こちらから初診直後に回数券を勧める事はしていません。

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 '15/7月の特集
■カイロプラクティックで問題にする、背骨のズレとは?
 カイロプラクティックの治療は、背骨の歪みを取って病気を治す治療法です。背骨の歪みとは、背骨(椎骨)の重なりがズレているという事です。そのズレは、整形外科医達の言う背骨のズレとは、若干意味合いが異なります。整形外科医達の言うズレは、レントゲンやMRIの静止画像目視によるズレです。カイロプラクティック療法においても、目視検査は重要な事ですが、それは一部に過ぎません。カイロプラクター達は、主に指先の触診によって、ズレを感知します。学校でも職場でもひたすら、それを練習し技術を磨きます。例えば、うつ伏せ寝状態で脱力した患者さんの背骨を、指先で軽く押してみて、その反応を診ます。そうしますと、軽く動きを感じたり、反発力を感じたりします。又、背骨をいろいろな方向に動かし、指先でその反応を感じ取っていきます。専門的には、モーション・パルペーション(動体検査)といいます。つまり、モーション・パルペーションによって、可動域のズレを検知するのです。手技による、極めて職人的な作業と技術です。それが出来なければ、正しい施術等とても出来ません。

  例えば一つの椎骨に指を添えて、左右に回旋を加えたとします。そして、左回旋に比べて右回旋が少なかったとします。それは回旋が多く回る方向、つまり左回旋方向にズレている事を意味します。解決方法としては、椎骨を右方向に回旋を加え、右方向の回旋不足を矯正します。その時、若干音がします。それが、いわゆるカイロプラクティック療法における「ポキポキ・・・」と言われるものです。それは、関節の左右の動きのバランスを回復するためのモノです。私達の背骨は、26個の骨の重なりによって成り立っています。そして、その全てに適宜可動性がなくてはなりません。動きが無い所は、フィクセーションと言われます。そこは将来、癒合するかもしれません。その結果、脊柱管狭窄(きょうさく)を発症するかも知れません。当然、可動性を付けるための矯正を行ないます。反面、可動性亢進(こうしん)の箇所があるかも知れません。ですから、その是正も図ります。そして、脊髄神経から枝分かれしている、末梢神経の流れを整えていきます。

  カイロプラクティック療法は前述のように、骨格や各関節可動域のアンバランスを整えます。それは取りも直さず、神経インパルスの流れにおけるアンバランスを改善するためです。カイロプラクティック療法の存在意義がそこにあるのです。「カイロは無資格で危険なだけで、効果が全く無い・・・」モノだったら、カイロプラクティック療法はとっくに壊滅しているでしょう。なぜカイロプラクティック院が、巷に多いのでしょうか・・・?この情報化社会、消費者は治らない所には行きません。保険治療で済むものなら、保険治療に行くでしょうが、そこで手に余るようだったら、当然治せる所に行くでしょう。

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 '15/8月の特集
■カイロプラクティック療法と、治療院選びのコツは?
  カイロプラクティックの創始者とされる、ダニエル・パーマーは医師法違反の疑いで収監された時、「自分は医師にあらず、カイロプラクターである。」と宣言したそうです。「カイロプラクティックは医療行為でないから、違反していない。」と言いたかったのでしょう。つまり、カイロプラクティックは背骨の歪みを取る事に終始するのであり、治療はしないと言う事です。これが、ダニエル・パーマー直系のストレート・カイロプラクティックと言われる理論です。しかしこれは単に、医師法違反に対する言い逃れだったかも知れません。なぜなら、後続のカイロプラクター達によって、カイロプラクティック療法は正式な医療である事を、米政府に認めさせた訳ですから・・・。日本では、カイロプラクティック療法は政府公認の医療となっていません。そしてインターネット上等で、「カイロプラクティックは、無資格で危険なだけで、全く効果がない・・・」という、大合唱を許しています。政府が資格審査をして免許を与えない以上、玉石混交然になるのは当然です。

  カイロプラクティック療法は、鋭利な刃物をコントロールして使うようなモノです。しかし、アメリカで行われている優れた医療が、日本人の体質にに馴染まない筈はありません。つまるところ、行政の怠慢と医師達の既得権益確保です。カイロプラクティック療法が法制化されて困るのは、「無資格で危険・・・」と大合唱している彼らです。治療系のカイロプラクターは、関連の整形学検査・動態触診検査の他、患者さん持参のレントゲン画像及び、MRI画像も適宜検証しています。そして、整形外科関連以外の問診も充分しています。それを10年・20年とやっているのです。1960年代、アメリカの整形外科医達は、たまらず「カイロ撲滅キャンペーン」を展開しました。そして、政府公認のカイロプラクター達に訴えられ敗訴したのです。そんな経緯から、日本にあっては、ある意味、「カイロは無資格だから・・・」と言える状況を、維持し続けなければならないのです。蛇足ながら
私の体験

  前述の様に、日本のカイロプラクティック界は玉石混交です。ですから、皆さんが行き先に迷われるのは当然の事です。事故も確かにあります。他方、確かな手応えもある筈です。皆さんが治療院選びに参考になさるべきは、ホームページや評判ではないでしょうか・・・。そのホームページを見れば、リラクゼーション系の所か治療専門院か察しが付くと思います。かつ病気の治療ならば、「なんでも屋」ではなく、カイロプラクティックの治療専門院を選ぶ事です。やはり、一つの哲学で統一した治療がなされるべきです。一そうの舟に船頭が何人もいては、進む方向が定まりません。そして、カイロプラクティック専用ベッドが写っている所を選んだ方がいいでしょう。道具は職人の命です。板前さんは、いくら切れるからといって、ホームセンターの包丁は使わないでしょう。簡易ベッドでは、仕事の道具に対する思い入れが感じられません。弊院では、日本製の本格カイロ専用ベッドを使っています。日本製のは、白いベッドカバーが掛けられる造りになっているからです。ちなみにアメリカでは、患者さんは靴を履いたまま、ベッドに横たわります。

  リラクゼーション系の所は、単なるマッサージ代わりですから、病気に関する説明なんて、誰も期待していませんし読みもしません。だから、エステ風のホームページに終始しています。それに比べ、治療系のホームページは、症状改善の説明など、詳しく書いてあると思います。それが、ホームページ制作会社の人の手によるものでなければ、先生の資質が測れると思います。電話した時、二・三、病気に関する質問をしてみるのも良いでしょう。そうすれば、治療院のポリシーも分かると思います。一般に、利潤追求型のリラクゼーション系の所は大勢でやってますし、治療系は技量確保の観点から、単独か少数精鋭でやっています。カイロプラクターは腰痛を細かく分類し治療しています。十把一絡げに「腰痛症」で片付けたりはしません。その主な原因は骨盤の歪みにあると捉え、結果を出しています。そして患者さんに、「もう、トシですから・・・」とか、「今後は、腰痛とうまく付き合ってください」といった事は決して言いません。カイロプラクティック療法を確信し、仕事をしている者達ですから・・・。
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 '15/9月の特集
■上半身の正しい姿勢を保つ、脊柱起立筋
  私達の上半身を支える筋肉を、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)といいます。

  私達の祖先達は、樹上から降りて平原で行動するようになりました。樹上生活の移動は長い腕を利用して、枝から枝、樹から樹へ渡る動作ですから、もっぱら腕の力に頼っていました。そしてある時、諸般の事情から、平原に降りて生活するようになったのでしょう。その過渡期は長かったかも知れません。今までの行動パターンを変えるためには、それに耐え得る肉体的変化を余儀なくされます。その主なモノは、体形・骨格であり、それに付随した筋力です。サバンナの平原には、丈の高い草木が生い茂っていたでしょう。辺りには猛獣など、危険が潜んでいたかも知れません。ですから、目の位置を高くして、辺りを見回す必要があったしょう。つまり、なるべく背筋を伸ばし、頭を高くする動作です。これまでの樹にぶら下がる生活とは違った筋肉の使い方です。当初は、一瞬立ち上がり辺りを見回しては、四足で移動し、また辺りを見回しては四足での移動を繰り返していたかもしれません。それまでのぶら下がる筋肉では、背筋を伸ばして上半身を長時間支える事は、困難だったでしょう。祖先達は手に道具を持つなどして、常時二足歩行するようになり、やがて脊柱起立筋は鍛えられていったと考えられます。

  脊柱起立筋は、消防出初式のハシゴのように、下方面から幾重にも筋肉で引っ張って、脊柱(背骨)を立てています。背骨は多くの関節が重なり合って機能的な反面、姿勢を保つのは大変です。よく、「直立不動」といいます。しかし、実は直立不動はしていません。私達の体は、どの方向にも倒れる可能性があります。それを筋肉が常時微調整して、体が倒れないように姿勢を保っているのです。正確には、前後左右に細かく揺れ動いているのです。ですから、軽く動き回っている時より、一箇所で静止している時の方が、はるかに疲れるのです。腰にも負担がかかります。歩く時は、移動する方向にわざと体重のバランスを崩し、そしてそのバランスを回復する方向に移動しているのです。その連続動作です。それを幼児の頃から訓練し、それに付随した筋力の強化をしてきたのです。小学校に入ると、「気をつけ」の姿勢をやらされました。体育の時間の最初はいつも整列をしていました。それは員数を数えると同時に、正しい姿勢を確認するための動作だったのではないでしょうか・・・。保健体育ですから、「正しい姿勢は健康に良い・・・」という意味だったのでしょう。

  やがて社会人になると、「気をつけの姿勢」なんてめったにしません。上司から、叱責を受ける時ぐらいでしょう。気が付けば背中が丸くなり、前かがみの姿勢になっています。脊柱起立筋が弱体化してしまったからです。そして、背骨の動きにも、バラつきが出てきます。その結果、背骨が歪み、神経(インパルス)の流れが悪くなります。その弊害は、体の随所に出ます。手・脚の筋肉のみならず、内臓の筋肉までも・・・。それに伴って、循環器系や内分泌系にも影響を及ぼします。ちなみに、椎骨が癒合すれば、脊柱間狭窄になりかねません。そればかりか、前かがみでアゴを突き出した姿勢は、見るからに老人らしい姿勢になってしまいます。反面、よく整列する消防官の人や、日本舞踊のお師匠さん等は、年齢に係わらず、背筋がピッと伸びています。カイロプラクティック療法は、背骨の歪みを取り、神経の流れを整えます。そして、自然治癒力を活性化します。

  弊院では、もう一度正しい姿勢を体に覚え込ませるための運動をご指導し、それを実行して頂きます。治療は飽くまでも健康改善のキッカケを作るためのモノで、治療で筋力は付きません。筋力はご自身で付けるしかないのです。飽くまでも、私と患者さんで伴に治していく、ある意味で自力本願を促す世界です。そして、再発を防ぐのです。それを面倒臭がる患者さんは、弊院の治療には馴染みません。筋力強化と同時に、ご自身のストレッチも大事です。と言うのも、カイロプラクティック療法の多くは、筋肉の他動的ストレッチ操作です。硬縮した筋肉にアプローチして柔軟性を回復し、全体のバランスを整えていきます。背骨が歪むのは、筋肉のコリによるバラつきが生じ、硬縮した筋肉に引っ張られて、背骨が歪むためです。五十肩や膝の痛みの多くも、当初は関節の周囲炎です。ですから、ひたすら硬くなった筋肉にアプローチし、コリのインバランスを解消していきます。その事によって、関節にかかる負担も少なくなっていきます。
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 '15/10月の特集
■食べ物による、健康と病気
  私達は食べ物によって健康を保ち、あるいは、食べ物によって健康が損なわれています。食べ物は体を作り、そしてエネルギー源になっています。ですから、食べないと生きていけません。いわゆる、三大栄養素と言われる物です。一方で、三大疾病と言われるモノがあります。癌・心筋梗塞・脳卒中です。その多くも、食べ物によってもたらされます。間違った食事の摂り方です。暴飲暴食や、偏食もあるでしょうし、酒・タバコ等の嗜好品の多用もあるかも知れません。いわゆる、生活習慣病と言われるモノです。私達は意識するとしないに係わらず、体の害になる物も口にしています。少量では体に不可欠な栄養素でも、摂り過ぎれば害になるものもあります。例えば、ニンニクはビタミンB1の吸収を助けますが、食べ過ぎると害になります。嗜好品は、人生を豊かにするかも知れませんが、摂り過ぎれば同様です。食物としてのミネラル類は、自然界では貴重なモノです。ですからムダにしない様に、腎臓で濾(こ)し取って再利用しています。私達の細胞はナトリウムがないと、生命活動が出来ません。塩分の利いた食べ物が美味しいと感じるのは、その必要性から生まれた味覚です。ですから、ついつい摂り過ぎてしまうのです。

  私達はややもすると、発癌性の物質も口にしています。嗜好品のみならず、発癌性があるとされる、山菜や焦げた魚などは美味しいです。元々、私達の祖先達は野生生物から、命を貰う形で食べていました。しかし、植物でも魚でも、毒を含む物は多く存在します。生で食べる場合は、特にそれが顕著です。そういった物は肝臓が人知れず解毒しているのです。その弊害があっても、症状に出さず頑張り続けます。肝臓の最優先の機能は、解毒にあるからです。そして、沈黙の臓器と言われるユエンです。祖先達は火を使う事によって、その多くを解毒し、食物としての範囲も広げてきたでしょう。特に野菜は品種改良を重ね、そういった弊害を薄めたモノでしょう。緑黄野菜の代表とされるホウレン草は、結石の原因に繋がったりします。ちなみに、穫れたてで、やや緑がかった新ジャガは、ジャガイモの芽同様に有毒だそうです。私など、新鮮な証拠だと思っていました。ジャガイモの原産国ペルーでは、ジャガイモ自体、元々有毒な食べ物で、その毒を抜くために、凍らせて食べていたそうです。青梅の毒性も古来から良く知られており、銀杏も食べ過ぎればやはり同様です。   

  昔は、特に交通不便な無医村などでは、どこの家庭にも、越中・富山の置き薬が常備してありました。傍らの壁には、その置き薬屋が置いていった、「有害な食べ合わせ」表なるものが貼ってありました。例えば、ウナギに梅干、スイカに天ぷら等の類です。中には迷信もあったでしょうし、「個々人の体質によっては・・・」というのも、あったでしょう。反面、私達は多種多様の食材を体内に摂り込む事によって、その毒を薄め、あるいは毒を打ち消してきたのでしょう。食材の豊富な現代にあって、偏食が良くないというのは誰でも承知していて、その防止を心がけていると思います。しかし、酒・タバコなどの嗜好品に至っては、ややもすると自制するのは難しいかも知れません。おおむね、三大疾病に直結しています。美しかった元アイドル・タレントが見る影もなく劣化したり、老齢以前に亡くなってしまう事が多い昨今です。その多くは、酒豪と持てはやされた女性達です。一昔前、酒やタバコをたしなむ女性は、都会的で自立したカッコいい女性と、憧れの対象でした。その傾向は今日でも、引きずっているかも知れません。加えて、人は弱い者です。ストレス等、酒で解消している内に、それに溺れてしまう事もあるでしょう。

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 '15/11月の特集
笑いの健康法
  数十年前、テレビなどで、「ラカンさん」というお爺さんを、時々見かけました。元気で恰幅(かっぷく)の良いお爺さんでした。冬でも半ズボンをはき、上半身裸で、大声で「ワハハ・・・」と笑いながら、街をカッポするのです。「体中、顔だと思えば寒くない。」と言いつつ、極北・氷の海で寒中水泳等していました。文字を書いたタスキを掛け、のぼり旗を手に持っていました。その姿は、正に伝道師でした。大声で笑うと、酸素を沢山吸い込み、体脂肪を燃やすので寒くないのでしょうか・・・?笑い過ぎると、腹筋が痛くなります。そんな事から、エネルギーを消費するんでしょう。ですから、ダイエットにもなるかも知れませんネ。笑うのは、人間だけの行為なのでしょうか?犬が尻尾を振って、喜んでいるのは見たことはありますが、笑い声らしいモノは聞いたことはありません。馬が歯をむき出して笑っているように見える「フレーメン」も、感情表現とは違うようです。

  ヒトは、顔の表情筋が発達しています。元来、社会生活を営む上で、言葉獲得以前は重要なコミニケーション手段だったでしょう。多民族国家で暮らす人々は、言葉が上手く通じない事が多いです。突然道で突然出会った人に、「私は、あなたの敵ではありませんよ・・・。」という意味で、軽く微笑みかけるといいます。それによって、互いに安心感が持てるでしょうし、ストレスを回避出来るでしょう。赤ん坊に向かって、いいトシをした強面のオジサンが「ベロベロ・バァー」とやっている時も、そんな所からきているのでしょう。赤ちゃんの方も、つられた様にニコッとする時があります。しかし、赤ちゃんの場合は、その意味合いが少し違うようです。赤ちゃんの場合は、面白くて笑っているのではないといいます。つまり、赤ちゃんがニコッとすれば、誰でも可愛いと感じます。そして、大切に守って上げたい気持ちに駆られます。それこそが、赤ちゃん側のDNAに刻み込まれた作戦なのです。特に母親に対しては、そうでしょう。

  古今東西、喜劇などお笑い芸能が盛んに行われてきました。ヒトは脳の前頭葉が発達し、いろいろな考えを巡らします。時として、出口の見えない、苦悩に満ちた人生があります。特に封建時代など、閉塞感にさいなまれたストレスを、手っ取り早く軽減するための、お笑い芸能だったのでしょう。数年前の大津波に時、悲鳴を上げている人がいる一方で、笑いながら見ている人達がいました。為すすべが無く、吹っ切れた様にさえ見えました。泣くのも笑うのも、時として、絶望の淵に直面した際のカタルシスなのでしょう。子供は大人に比べ、頻繁に笑います。そして、泣いたりします。子供は気持ちを上手く、言葉で表現出来ません。ですから、感情表現によって、どうにもならないストレスを発散させているのでしょう。大人になるに従って、思いっ切り笑う事など少なくなってきます。笑うと免疫力が上がると、よく言われます。白血球が増えるそうです。それ故、「笑う健康法」なるものがあるのでしょう。

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 '15/12月の特集
■カイロプラクティック療法の発祥メカニズム
  今回は、改めてカイロプラクティックの原点に立ち返り、背骨の歪みについて考えてみたいと思います。私達は太古の時代から、地球の引力に抗して生活してきました。二足歩行のために立ち上がった私達人類は、背骨がより歪みやすくなったと考えられます。祖先達はそのデメリットより、手を使うメリットの方を選択した訳です。野生の生活では、道具を手にして獲物を捕り、戦いに勝って生き残らなければ意味がありません。そうしなければ、種としての子孫も残せないでしょう。弊害たる歪みの方は、横になって寝たり、アクビしながら背伸ばしする等、本能的な動作によって、ある程度は克服してきたと考えられます。それでも、運よく長寿をまっとう出来た頃には、かなり腰が曲がったりしていたでしょう。それはかつて、農家のお年寄り等を思い起こせば明らかです。背骨は数多くの関節の積み重ねで構成されており、機能的な反面、歪みやすくなったのは否めません。

  私達の体は、電気信号で機能しています。その体の細胞には、細胞膜の内・外で膜電位と言われる電位差があります。細胞膜の外側が僅かに+イオンに、そして内側が-イオンに帯電しています。電位差があれば、そこに電気の流れが生じます。活動電位と言います(それによって、膜による物質交換などを可能にしています)。神経細胞に於いてもそうです。神経細胞は、細胞体と神経繊維で成り立っています。細胞体は、細胞としての生命活動と、情報の解析・指令を担っています。神経繊維は、電気信号を伝える導線の役割をします。その神経繊維の内・外にも当然電位差があり、その電位差を次々に連動させて電流を作り出し、神経繊維に沿って電流を流しています。ちなみに、弱い電流しか作れません。それが、中枢と末端を結ぶ神経・インパルスとして、情報の伝達をしています。知覚神経・運動神経・自律神経があります。知覚神経に基づいた情報を、脳で解析し、所定の筋肉に指令を出します。手や脚の筋肉などは運動神経であり、内臓壁などの筋肉は自律神経支配です。脳の延長である脊髄神経は、背骨の中を通っています。背骨が歪むと、弱い神経・インパルスの流れが阻害され易くなります。その結果、神経の行き先である、腕や脚の筋肉のみならず、内臓壁の筋肉の働きにも影響を与えます。

  カイロプラクティック療法の創始者とされる、ダニエル・パーマーはある時、耳の聞こえない使用人の背骨が、一箇所出っ張っている事に気が付いたそうです。暑い夏、上半身裸で荷物の運搬等していたかも知れません。そこで、その背骨を正規の位置に戻してみたところ、彼の耳が聞こえるようになったという事です。耳が聞こえなくなる原因は、いろいろありますが、疲労やストレス等でも起こります。ですから、彼の背骨の歪みは、自律神経に影響を及ぼしていたかも知れません。ダニエル・パーマーは背骨の歪みを取ることによって、神経の流れが改善され、病気の治療につながるのではないかと考えたのでしょう。やはり、学問は疑問を持ち仮説を立てて、研究を進めて行くものでしょう。最初から、「背骨の歪みを取ったところで、病気が治る筈はない」と、決め付けている様では、何も生み出しません。

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 '16/1月の特集
■寒い時期の腰痛対策
  寒い時期は、慢性腰痛症の人にとっては辛い時期でしょう。ご自身で出来る体の対策としては、保温と運動、加えて良質の筋肉を作るための、ストレッチです。昔から腰痛の温泉療法は有名です。他に体を温めるには、運動があります。筋肉を使うと熱を発生します。そして、適度な運動は筋肉のコリをほぐします。コリは、持続的な筋肉の使い方によって、より多く発生します。

  寒いと脚・腰が冷えます。それによって、筋肉が強張ってきます。体が冷えると、血行不良になります。筋肉の疲労物質がハケて行きませんので、筋肉が強張ったまんまです。従って、腰の関節に負担がかかります。そんな時は風呂に入ると、ラクでしょう。血液循環が良くなり、筋肉の疲労物質が取り除かれ、軟らかくなるからです。筋肉というのは、収縮することによって仕事をします。その収縮を頻繁に繰り返すことによって、筋肉が疲労し、延びが悪くなります。ストレッチをしない、肉体労働者の体が硬いのはこのためです。体が硬いというのは、筋肉の延びが悪くなって、関節の可動域が狭くなっているという事です。スポーツマンも筋肉を激しく使いますが、肉体労働者と違うのは良くストレッチをします。それと肉体労働者が仕事の性質上、割りに限られた筋肉を酷使するのに対し、スポーツマンはより多くの筋肉を動かします。それにより、疲労が分散されます。ある意味では、勝負に拘るスポーツマンの方が、トレーニングも含めて体を酷使するかも知れません。それだけに、常にストレッチしたり、体の手入れを怠らないのです。反面、長年肉体労働をやった人の中には、60歳でも体がボロボロになっている人がいます。ヨガやストレッチなんて、全く眼中に無いからです。こうなると、腰痛症の完治にはいささかムリがあります。

  一方、普通のサラリーマンやOLの方など、デスクワーク中心の人達は背骨の歪み以外は、運動しないために、筋力不足で腰痛に陥っている人達です。関節も消耗していません。ですから、筋肉を鍛え直す事によって、腰痛は充分克服出来るのです(もっとも、極度の肥満の人は、始終重い荷物を背負って歩いていると同じで、肉体労働者と同じ事です)。筋力を鍛え直すといっても、急にジムに行く必要なんてありません。筋力の萎えた中年サラリーマンが、一念発起のジム通いをし、椎間板ヘルニアになる例が、案外多いのです。たまにジム行って、過重な運動しても逆効果です。要するに、小まめに体全体をバランス良く鍛えるしかないのです。しかしそれは、至って簡単な事です。通勤の帰宅時間を利用してウォーキングし、風呂上りに2・3分のストレッチするだけで充分なのです。私達は勝つためのスポーツ等、する必要はありません。勝つのは、ご自身のプロとしての仕事で勝てば良いのです。そのための健康作りです。ウォーキングは、帰宅の最寄り駅から等、10分なら毎日、30分なら週2回程度やれば充分です。競歩の様に全速力で歩くのです。つまり、筋力の付く歩き方です。ウォーキングは、全身をバランス良く鍛えられます。私達は太古の祖先から歩いて食料を得る等、歩いて健康を保てるように進化してきたのです。たったコレだけの事を面倒臭がるとしたら、何をか言わんやでしょう。

  重篤な慢性腰痛症を治すには、第一段階として、やはり適切な治療が必要です。その上での、前述のような腰痛予防対策が必要になってきます。屋台骨の歪んだ家をそのままにして、いくら補強しても限りがあります。体の歪みを取り、機能的な骨格形態を取り戻す事が重要です。

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 '16/2月の特集
■心身を活性化する、生活の変化
  規則正しい生活は、健康上大切です。食事・排泄・仕事・睡眠時間などです。しかし、これ一辺倒ですと、マンネリ化した生活パターンになってしまいます。スポーツ等と無縁の人にとっては、使う筋肉は限られ、体の消耗は片寄ってしまいます。大脳も、同じ思考パターンの繰り返しになってしまいます。どちらも、心身の衰えは早いです。発展性が少ないからです。

  例えば、毎日寸分違わない茶碗を作ることは必要ですし、大事な事です。規格品の大量生産によって、日常多くの人に貢献します。それは職人的な仕事で、芸術ではありません。元来日本には、「芸術家」なんて言葉自体、存在しませんでした。「職人」と呼ばれる人達だけでした。しかし、その中に傑出した人が出て、卓越した仕事をする人達はいました。左甚五郎などです。普段は大工として、黙々と腕を磨き乍ら、時々ひらめくモノがあったのでしょう。凡人との差と言ってしまえばそれ迄ですが、時々物の見方を変えてみる事が大事なのではないでしょうか・・・?日本には、古来からある、機能美に溢れた物が沢山あります。日々の物造りに追われる中で、隠れた「芸術家」が少なからずいたのでしょう。彼らの造ったモノは、外国人によって芸術品と認識される迄、数多くのモノは、単に消耗品だったのです。例えば、浮世絵は伊万里焼を輸送するための緩衝材として送られ、偶然ゴッホの手に渡ったのです。数十年も、そつなく仕事をコナして来られた方も、ある意味ではマンネリ化して、停滞しているかも知れません。そこから一歩、踏み出してみられたらいかがでしょうか・・・?

  どうしたら一歩踏み出した発想が出来るでしょうか。そして、チューン・アップ出来るでしょうか。それは今迄の普段と違った生活を、取り入れることではないでしょうか。普段使わない部分の脳と筋肉を使ってみるのです。筋肉は大脳が指令を出す訳ですから、普段使わない部分の大脳を使うことにつながります。脳だけを使う作業もあるでしょうが、一般的には脳と体をセットで使っている訳です。英単語は手で書いた方が覚えられます。又、目で見ただけよりも、声に出して発音した方が覚えられまです。日常とちょっと違った生活を取り入れることによって、脳を含む体全体を活性化するのです。能力は使えば使うほど、高まります。趣味でもスポーツでもサークルでも、興味があれば、何でも良いと思います。接待ゴルフとか、仕事絡みも考えがちですが、違う発想という意味で、仕事と全く異質なモノが良いでしょう。脳も体全体も多くの部位を使う事によって、それらの機能も高まるでしょう。特に、健康の土台となるべき、自律神経も活性化するでしょう。そのためには、楽しんでやれるモノでなければなりません。義務感やストレスを伴ったモノでは、何にもなりません。時間をかけず、マイペースが一番です。

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 '16/3月の特集
■現代の職業病、頚椎ヘルニア
  職業病は労働環境によるものです。頚椎ヘルニアは、スポーツなど、繰り返される頚椎の捻りによって多発しますが、パソコン等のデスクワークでも充分起こり得ます。スポーツが原因の場合は、それを止めれば済むのですが、仕事の場合、そうはいきません。現代はパソコン絡みの仕事が多いです。それが長時間に渡る職種では、なおさらです。中には、自分の首をポキポキ鳴らして、頚椎ヘルニアを招いている、愚かな人もいます。しかし、殆んどの人達は頚椎ヘルニアの症状を改善し、予防することが出来るのです。頚椎ヘルニアと似たような症状で、変形性頚椎症というのもありますが、カイロプラクティック療法の対処法は一緒です。

  デスク・ワークの多い人には、ストレート・ネックになっている人が数多くいます。健康な頚椎というのは、真横から見た時に、少し前方に弯曲(わんきょく)しています。「頚椎の前弯」といいます。頚椎が前弯している事によって、頭部の重さによる頚椎の負担を軽減しているのです。頭を前に倒した時、頚椎は当然、後ろ向きに弯曲します。ところが、頭を長時間前に倒してばかりいると、頚椎の筋肉ににクセが付いてしまいます。やがては、頭を真上に起こしたつもりでも、頚椎の前弯が復元出来なくなってしまいます。そして、遂にはストレート・ネックになってしまうのです。頚椎の間にある椎間板にも、負担がかかってしまいます。しかしカイロプラクティック療法では、このストレート・ネック状態に於ける頚椎ヘルニアも、充分改善出来ます。ですから、腕や指先のマヒもきれいに取れます。腕や指先のマヒは、頚椎に於ける脊柱間狭窄でも起こりますし、重度の肩こりによって、腕に向かう血管の圧迫によっても起きます。ちょうど、正座した後の血行不良で、脚が痺れるのと同じ事です。この頚椎ヘルニアと肩こりの判別は、時として難しいです。それらが併発している場合もあります。MRI画像に頚椎ヘルニアが写っていても、その症状の原因になっているとは限らないからです。

  一方、自分で首をポキポキ鳴らしている人の中には、ストレート・ネックを通り越して、頚椎が後弯状態になっている人がいます。頻回に首を捻っているうちに、頚椎の靱帯が緩んで不安定なってしまったからです。頭を真上に起こしたつもりでも、頚椎の後弯状態が残ってしまうのです。こうなると、いくらカイロプラクティック療法でも、頚椎ヘルニアの症状改善は困難です。ストレート・ネックそのものは、カイロプラクティック療法で充分改善出来ますし、その予防策も教えてくれる筈です。ただし、治療専門院に行かないとムリでしょうし、逆に悪化する恐れがあります。日本に於けるカイロプラクティック療法は、アメリカのように国家資格では無いので、法律で守られていません。ですから、アメリカのカイロプラクター以上に、細心の注意を払って治療しています。ベテランの治療専門カイロプラクターなら、事故はまず起きません。

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 '16/4月の特集
転倒事故を誘発するメマイ(眩暈)
  テレビなどで、お年寄りの転倒事故が話題になります。屋外よりも、自宅内での転倒事故が多いそうです。転倒したまま、暫くその場で起き上がれなかった、等という話を聞きます。骨粗鬆の独居老人など、骨折でもしたら大変です。なかなか助けを呼べません。その転倒の原因となるのは、何でしょう。よく言われる、筋力の衰えや運動神経の鈍化、室内環境の影響によるモノでしょうか?以外に多いのは、メマイによる転倒ではないでしょうか・・・?お年寄りに限らず、駅ホームでの転落事故や交通事故など、メマイはその一端を招いているかも知れません。

  そこで今月は、メマイについて考えてみましょう。メマイは神経が正常に働いていない事を意味します。神経が機能するために不可欠なグルコースと酸素が、又はそのどちらかが供給されないために起こります。脳神経細胞の栄養素は、グルコースと酸素だけです。グルコースとは、三大栄養素の一つ、ご飯を含む糖質です。グルコースと酸素は、脳脊髄液によって絶えず脳内に供給されます。大脳深部、側脳室の脈絡叢(みゃくらくそう)という器官で、動脈血から作られ供給されます。脳神経細胞に有害な物質が入り込まないように、血液脳関門(けつえきのうかんもん)というシステムがあります。それによって、脳実質内にはグルコースと酸素だけが供給される仕組みになっています。脳脊髄液は脳の皮膜、くも膜下腔(まっかくう)と、脊柱管内を循環し、最後は静脈血に吸収されます。脳脊髄液は常に作られ、常に新鮮な状態で、脳や神経細胞内に供給されなければなりません。それには、常に新鮮な血液が供給される必要があります。当然、グルコースと酸素に満ちた血液です。脳神経細胞が消費する、酸素の量は体全体の25%であり、同じくグルコースは20%という事です。血液は生命活動に必要な物質を運ぶモノです。ですから、血流が滞れば、たちまち死に至ります。

  新鮮な血液が供給されなくなる原因は何でしょう・・・?それは血行不良や貧血です。低血圧もあるでしょうし、動脈硬化もあるでしょう。血液中のグルコースが不足する低血糖は、糖尿病や、単なる空腹の場合もあるでしょう。糖尿病で、血糖値を下げる薬を常用していれば、空腹時は血糖値が下がり過ぎてしまうでしょう。血液中の鉄分が不足していれば、赤血球が充分な酸素を運べなくなってしまいます。酸素と結合して運ぶヘモグロビンは鉄分で構成されているからです。いずれも、メマイや意識障害を引き起こします。回転性のメマイは、頭部の移動変動などで起きる、良性の場合もあるでしょうが、脳梗塞など重度の病気の場合もあります。又、極度の首・肩の凝りは、吐き気と共に、メマイを伴います。凝りで血管が圧迫され、血行不良に陥ってしまうからです。血行不良では当然、脳に酸素やグルコースが運べなくなってしまいます。メマイは、疲労など一過性の体調不良があるでしょうが、過労や不摂生が続けば、重篤な病気を招きます。メマイと脳の症状が密接な関係にあるのは、以上の通りです。

  カイロプラクティック療法に於けるメマイの治療は、頚椎や頭蓋骨(とうがいこつ)などを正しく調整し、自律神経にアプローチします。カイロプラクティック療法に於ける副交感神経の活性化は、血管を拡張させ血流を改善させます。その血管拡張作用は、血圧を下げます。夜間就寝の安静時は、副交感神経が働いて、昼間活動して蓄積した疲労物質を除去し、傷ついた毛細血管を修復します。そして、内臓が活発に働きます。大脳は睡眠中も活動し、記憶の整理をしています。カイロプラクティック療法は医薬品のように、ピンポイントに効果を絞らなくても、広く自律神経にアプローチして健康を改善します。体の仕組みというのは、複雑に絡み合っていますので、病気の原因が単独のモノとは限りませんし、その特定は甚だ困難です。人体の機能そのものが、完全には究明されていませんし、究明し尽くされることもないからです。それは、人体が人が設計図を引いて作ったモノでないからです。人は神ではないからです。そこで先人のカイロプラクター達は、生物が本来、神の意思として与えられた(?)自然治癒力に着目し、それを活性化する方法を考えたのです。


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